21R3.2 の新機能

CRM 21R3.2 マイナーリリースには、複数の新機能と、ユーザ表示および動作変更が含まれています。

当社のリリースノートは、エンハンスメントおよび新機能に関する簡単で高水準の説明を提供します。機能の名前を選択すると設定をご確認いただけます。またこのリリースノートでは、21R3.2 機能の有効化と対応可能性の情報の概要もご覧いただけます。

新規フィールドおよび新規オブジェクトも含まれています。

機能

コールレポート

ブラウザ (Classic) のコールチャネルの自動入力

ブラウザ (Classic) ユーザの場合、管理者は Veeva 標準指標 Call_Channel_vod フィールドの値を設定すると、お客様が所有するコールチャネルフィールドに基づいて自動入力できます。

固有活動があるグループコールで必須のディテーリングおよびユーザ被験者をサポート

iPad および iPhone ユーザがコールディテールを正確に記録しコーチングコールをキャプチャできるよう有効化するため、固有活動のあるグループコールが有効化されている場合、管理者は必須ディテーリング (--rd セクションシグナル) およびユーザ被験者 (--su セクションシグナル) を有効化できるようになりました。グループコールでの --rd セクションシグナル、--su セクションシグナル、および固有活動の同時使用は、iPad および iPhone プラットフォームのみでサポートされています。

CLM

CRM デスクトップ (Windows) の CLM コンテンツに launchApprovedEmail をサポート (2022 年 2 月 3 日より使用可能)

コンテンツ作成者は CRM デスクトップ (Windows) の CLM コンテンツで launchApprovedEmail JavaScript 関数を使用して、特定のメールおよびコンテンツを CLM スライドから HCP に送信することができます。詳細は、マルチチャネル CRM JavaScript ライブラリをご覧ください。

Events Management

イベントタイムラインホームページ

イベント管理にはタイムラインベースのホームページがあり、ユーザは過去の適切なイベント、現在開いているイベント、または将来計画されているイベントをすばやく特定できます。また、ユーザは広範なフィルタリングを行い、ユーザが利用可能なアカウント、講演者、トピックなどのイベント情報を検索することもできます。イベントホームページは一連のアイコンを使用してさまざまなイベントステータスを示すこともでき、ユーザはイベントのライフサイクル状態を視覚的に特定できます。

この強化された UI は、今後のリリースで既存のホームページに完全に置き換えられます。

MyInsights Studio

セールスデータクエリデータ要素の使用 (2022 年 2 月 3 日より使用可能)

ユーザは、セールスデータクエリデータ要素を使用して組織のセールスデータをクエリして、カスタム MyInsights ページでデータを表示・分析できます。セールスデータはすでに組織に読み込まれている必要があります。詳細はセールスデータを Veeva CRM にロードするを参照してください。

表示要素のアイコンの使用 (2022 年 2 月 3 日より使用可能)

ユーザはアイコンを選択してセクション、フィールドリスト、および指標ハイライト表示要素を表示して、各要素の目的を表示することができます。

サンプル管理

サンプルオプトインのためのリモート署名の取得

リモート会議における利便性を高め、対面会議に対する制約に対応するため、ユーザはリンクまたは QR コードを使用してサンプルオプトインの署名を取得できます。サンプルオプトイン署名を取得することで、ユーザは HCP と対面でのやりとりを行わなくても、リモートで継続的にサンプルを配布できます。

テリトリーフィードバック

管理者としてのテリトリー内検索

特定のアカウントを迅速に検査しそれに対して変更要求を作成するには、マネージャーは領域内のアカウントを検索するためにアカウント列をフィルタリングできます。

テリトリーフィードバック指標

ユーザは、アカウントおよびターゲットの指標を使用する次のサイクルにおいて予定されているアカウントおよびターゲット数に関する重要な指標を素早くレビューできます。

テリトリーフィードバックの一括変更要求

ユーザが個別の変更要求を作成するのではなく、複数のアカウントに同じタイプの変更要求を一括で簡単に作成できるようにするため、ユーザは一括変更要求を使用して複数のアカウントに一括で変更要求することができます。

新規ビデオ

今回のリリースでは以下のビデオが追加されました:

• コンテンツ確認の取得
• 必須イベント資料ルール
• 同意確認メールの強化

ユーザ表示および動作変更

ほとんどの新機能はある程度の設定が必要となりますが、ユーザは以下の機能を直ちに使用することができます。サムネイルを選択して画像を拡大表示します。

Approved Email

プラットフォーム	説明	以前	以降
iPad、ブラウザ (Classic)、ブラウザ (Lightning)	{{customText}} トークンによって作成されたフリーテキストフィールドは、コンポーザーが入力したすべてのテキストに適用するよう、編集モードで動的にサイズを変更できるようになりました。

Engage Connect

プラットフォーム	説明	以前	以降
iPhone、Android、Engage Web Client	サインアップまたはサインインバナーが会議登録ページから削除されます。

Events Management

プラットフォーム	説明	以前	以降
iPad	オンラインバリデーション規則は現在、オフラインバリデーション規則に代わって Events Management を使用して送信された Approved Email に使用されています。	該当なし	該当なし
iPad	イベントオーガナイザーが 30 以上の Events Management Approved Email を送信する際には、アプリに表示するのではなく確認およびエラーメッセージがユーザにメールで通知されます。

21R3.2 機能の有効化と対応可能性

Veeva CRM 21R3.2 のリリースで導入される新機能は、以下のプラットフォームに対応しています:

CRM
機能	設定必須	ブラウザ (Classic)	ブラウザ (Lightning)	CRM デスクトップ (Windows)	iPad	iPhone	Windows タブレット
コールチャネルの自動入力	はい
固有活動があるグループコールの必須ディテーリングおよびユーザ被験者	はい
CLM コンテンツからの Approved Email の起動	はい
イベントタイムラインホームページ	はい
サンプルオプトインのためのリモート署名の取得	はい

新しいオブジェクト

Veeva CRM 21R3.2 で追加されたオブジェクトはありません。

新しいフィールド

以下は、Veeva CRM 21R3.2 で追加されたフィールドの全リストです。フィールドはオブジェクトによって構成されます。デフォルトでは、すべてのフィールドが管理者以外のユーザに表示されません。Veeva フィールドの全リストは Veeva データモデル情報を参照してください。