グループコール被験者の固有情報を取得する

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グループコールの固有アクティビティを使用すると、ユーザはグループコールの被験者として選択された各 HCP の固有情報を取得できます。固有情報の設定に応じて、ユーザは以下の固有情報を取得できます:

  • コールディテール (zvod_Detailing_vod)
  • コールディスカッション (zvod_Product_Discussion_vod)
  • コールキーメッセージ (zvod_Key_Messages_vod)
  • コールサンプル (zvod_Samples_vod) およびプロモーション品目
  • CLM キーメッセージ (zvod_CLMDetails_vod)
  • メディカルディスカッション (zvod_Medical_Discussion_vod)
  • 調査 (zvod_Surveys_vod)
  • 調査ターゲット (zvod_Survey_Target_vod)
  • これにより、ユーザはフィールドアクティビティをより正確に記録して報告でき、同じグループコールの異なるサンプルステータスで HCP にサンプリングを記録することができます。グループコール被験者に固有の情報を取得するには、親コールは施設に対する必要があります。

    例えば、Sarah Jones が Newton Memorial Hospital で Ackerman 医師、Beacher 医師、Kahlam 医師に会うとします。彼女は Newton Memorial Hospital アカウント向けにコールを作成し、コール被験者として Ackerman 医師、Beacher 医師、Kahlam 医師を選択します。Sarah はコールレポートから HCP の個別コールレポートを開き、その HCP に関連する情報を記録します。

    この機能を有効化する前に初期設定を完了させておきます。

    グループコールの固有アクティビティの設定

    この機能を有効化する前に初期設定を完了させておきます。

    固有アクティビティを有効化するには:

    1. 固有アクティビティを使って、グループコール向けに新規ページレイアウトを作成します。

      固有アクティビティのあるグループコールと通常のグループコールでは、コールレポートのフィールド、コールのデータ構造、および保存機能が異なるため、別々のページレイアウトが必要になります。

    2. ユーザに zvod_Unique_Group_Activities_vod マーカーフィールドに対する FLS 編集権限を付与します。
    3. zvod_Attendees_vod フィールドを含むセクションで希望する Call2_vod のページレイアウトに対して、zvod_Unique_Group_Activities_vod マーカーフィールドを追加します。

    4. 適切な Call2_vod ページレイアウトに希望する親および子フィールドを追加します (任意)。親および子フィールドは、施設コールページおよび被験者コールページの同じフィールドに対して独立した情報を取得します。利用可能な親および子フィールドは次の通りです:
      • アカウント
      • コール名
      • 日付
      • 日時
      • 期間
      • zvod_Account_Identifier_vod
      • zvod_Entity_vod
      • zvod_Survey_Target_vod

      被験者固有のコントロールセクションには親および子フィールドを配置しないようにしてください (コール詳細、コールディスカッション、メディカルディスカッション、コールキーメッセージ、CLM キーメッセージ、またはコールサンプル)。被験者固有コントロールセクションのフィールドは、施設コールページには表示されません。

    5. すべての被験者で共通する情報を取得するには、適切な Call2_vod ページレイアウトに希望する親専用フィールドを追加します (任意)。利用可能な親専用フィールドは次の通りです:
      • アカウントプラン
      • 住所
      • コール重複ステータス
      • レコードタイプ
      • テリトリー

      被験者固有のコントロールセクションには親のみのフィールドを配置しないようにしてください (コール詳細、コールディスカッション、メディカルディスカッション、コールキーメッセージ、CLM キーメッセージ、またはコールサンプル)。親専用フィールドをこれらセクションのいずれかに追加すると、フィールドが施設コールページに表示されず、読み取り専用として参加者コールページに表示される場合があります。

    6. 被験者コールページの個人アカウント固有のフィールドの情報を取得するには、セクション名を Unique_Person_Fields_vod にして適切なコールページレイアウトに新規セクションを追加し、そのセクションに希望するフィールドを追加します (任意)。
    7. 各被験者固有の追加情報を取得するには、適切な Call2_vod ページレイアウトの被験者固有のコントロールセクションまたは Unique_Person_Fields_vod セクションのいずれかに希望する子専用フィールドを追加します (任意)。利用可能な子専用フィールドは次の通りです:
      • サンプルカード番号
      • サンプル送付カード番号
      • サンプルカード理由
      • 監督医師
      • zvod_Account_Credentials_vod
      • zvod_Account_Preferred_Name_vod
      • zvod_Address_DEA_Status_vod
      • zvod_Address_Sample_Status_vod
      • zvod_Surveys_vod

    親および子フィールドの定義

    親および子フィールドは、施設 (親) コールレコードと被験者 (子) コールレコード両方の固有値を含むフィールドです。親および子フィールドは、施設コールレコードと被験者コールレコードの両方に表示されますが、編集可能でそれぞれ独立しています。そのためユーザは、メイン施設コールレコードと個別被験者コールレコードの同じフィールドに対して異なるコール情報を取得することができます。これらのフィールドは任意です。

    親専用フィールドの定義

    親専用フィールドは、施設 (親) コールページに設定され、被験者 (子) コールレコードにコピーされるフィールドです。親専用フィールドは、施設コールページと被験者コールページの両方に表示されます。これにより、グループコールのすべてのコールレコードで、定義した一連の親専用フィールドの値を維持することができるため、各コール間で同じようにコールレポートの効率性と正確性を高めることができます。これらのフィールドは任意です。

    個人フィールドの定義

    個人フィールドを使ってユーザは、被験者コールページの個人アカウント固有のフィールドの情報を取得できます。管理者は、施設に対するグループコールの、あるいは個人アカウントに対する個人コールの被験者 (子) コールページの各被験者に固有の情報を表示するよう、個人アカウントフィールドを設定することができます。このセクションに含まれるフィールドは、固有アクティビティが有効化されたグループコールについては、被験者 (子) コールページに表示されます。このセクションのヘッダーはコールレポートには表示されません。

    子専用フィールドの定義

    子専用フィールドは、施設 (親) コールレコードの値を含まない被験者 (子) コールレコードに固有のフィールドです。これらのフィールドは任意です。

    子専用フィールドは、Unique_Person_Fields_vod セクション (設定されている場合) または被験者固有のコントロールセクションのいずれかに追加する必要があります。子専用フィールドをこれらのセクションで設定しない場合、フィールドは施設 (親) コールページと被験者 (子) コールページのいずれにも表示されません。書面による署名または監督医師を必要とするサンプルコールの場合、子専用フィールドの設定に誤りがあると、コールを送信できなくなる可能性があります。

    グループコールへの固有アクティビティの使用

    施設 (親) コールページは、すべてのコール被験者に共通の情報を有するハブとして機能します。ただし、被験者固有のアクティビティ、親および子フィールド、および子専用フィールドは個別のコール被験者レコートに記録されます。被験者固有のコントロールセクションに表示されるフィールドとコントロール (コール詳細、コールディスカッション、メディカルディスカッション、コールキーメッセージ、CLM キーメッセージ、またはコールサンプル) は、施設コールページでは非表示となり、被験者コールページに表示されます。これらのフィールドに関しては、施設コールページの被験者セクションにリンク付けされている個別の被験者コールページでデータを取得して編集します。

    コール被験者にサンプルまたはプロモーション品目を記録するには、適切な被験者名を選択して子コールレポートを表示します。

    通常通り、子コールレポートのサンプルおよびプロモーション品目に製品を追加します (詳細は製品の選択を参照してください)。コールレポートに複数の製品を追加するが有効化されている場合、一括サンプリングウィンドウが表示されます。

    ユーザは、アサインタスクおよび CLM キーメッセージを施設コールページに記録するか、被験者コールページに記録するかを選択することができます。アクションアイテムはそのアクションアイテムがリンク付けされているアカウントのコールページに表示されます。例えば、Newton Memorial Hospital にリンク付けされているアクションアイテムは施設アカウントページに表示され、Ackerman 医師のアクションアイテムは Ackerman 医師の子コールページに表示されます。

    コール経費 (zvod_Expenses_vod) およびフォローアップアクティビティ (zvod_Followup_vod) を含むその他すべてのコールアクティビティは、施設コールページで同じ方法で取得されます。被験者固有フィールドは、施設コールページと被験者コールページの両方からアクセスでき、編集可能です。

    グループコールの被験者に対するユーザレコードの固有アクティビティとして、グループコールの固有アクティビティが有効な場合には、情報アイコンが施設コールページに表示されるため、各被験者に記録された情報を素早く確認することができます。ユーザが、署名を必要とするサンプルとプロモーション品目を記録する場合は、各被験者にアイコンが表示され、ユーザに署名が必要であることが通知されます。グループコールに複数の署名を取得することができます。署名を受け取ると、署名が取得されたことを示す署名済みアイコンが表示されます。

    ユーザは情報アイコンを選択して、記録されたアクティビティに関するより詳しい情報を見ることができます。

    さらに、被験者の 1 人に直接関係するエラーが存在する場合は、そのエラーは、被験者のアイコンの隣に赤色のエラーアイコンとして表示されます。

    ディテーリング、製品ディスカッション、またはキーメッセージを一括入力するには、コール被験者のサブセットを選択して、ディテーリングの記録ボタンを選択します。

    固有アクティビティを使った CLM キーメッセージとメディアの起動

    ユーザは、施設コールページから、あるいは被験者コールページから直接 CLM キーメッセージまたはメディアを開始できます。ユーザがメディアを被験者コールページから開始すると、プレゼンテーションとキーメッセージは自動的にその被験者に適用されます。

    施設コールページからメディアを開始すると、どの被験者に対してプレゼンテーションとキーメッセージを記録するか選択することができます。

    ユーザが、CRM デスクトップ (Mac (Sandbox Beta)、Windows) プラットフォームで CLM を表示した場合、Call2_Key_Message_vod レコードはアカウントに対してのみ作成されます。コンタクトまたは他の被験者タイプに対しては、Call2_Key_Message_vod レコードは作成されません。

    固有アクティビティを使ったアサインタスクの記録

    アサインタスク自体で読取りされているアカウントに応じて、アサインタスク (zvod_Call_Objective_vod) は施設コールページと被験者コールページの両方に表示されます。CLM アサインタスクは被験者コールページにのみ表示されます。

    その他のアクションボタンと固有アクティビティの使用

    ユーザに、[その他のアクション] ボタン経由で他の CRM モジュールにレコードを作成できる権限がある場合、セクションは次のようにサポートされます:

    • 医師からの問合せ – 施設コールページ (被験者の選択が必要) と被験者コールページの両方で使用可能
    • メール – 施設コールページと被験者コールページの両方で使用可能
    • 注文 – 施設コールページで使用可能
    • 在庫モニタリング – 施設コールページで使用可能

    ブラウザプラットフォームの固有のアクティビティ子コールの場合、その他のアクションメニューは子コールがビューモードの時のみ使用可能です。

    固有アクティビティグループコールの署名リクエストにショートカットボタンを使用する

    ユーザが署名リクエストに対して素早くアクションを起こせるように、固有アクティビティグループコールの出席者にはショートカットボタンが表示されます。ショートカットボタンを選択すると、署名リクエストプロセスの適切なポイントにジャンプします。

    署名が必要で、ユーザが署名をリクエストしていない場合、コールレポートの出席者セクションの出席者名の横に署名リクエストボタンが表示されます。

    ボタンを選択すると、署名リクエストページが起動します。

    BRC サンプル用リモート署名の非同期キャプチャ (後で署名)を有効にすると、署名リクエストボタンに加えて、以下のショートカットボタンが利用可能になります:

    • 署名リクエストのキャンセル - 署名リクエストが保留中の場合に表示されます。ボタンを選択してキャンセルモーダルを開始し、署名キャンセルボタンを選択してキャンセルを確定します。
    • 署名のレビュー - 出席者が署名を提出したが、ユーザがまだ署名を受理していない場合に表示されます。ボタンを選択すると、署名レビュー画面が起動します。

    固有アクティビティを使ったコールの再スケジュールまたは変更

    ユーザが既存のコールを再スケジュールまたは変更することで、固有アクティビティコールの Call_Datetime_vod フィールドを変更すると、コールレポートに関連付けられている子コールの Call_Datetime_vod フィールドを更新できます。この機能を使えば、各子コールレポートを手動で更新せずに、コール日時の変更を反映させることができます。

    ユーザがマイスケジュールを使用してコールを再スケジュールした場合、警告は表示されません。

    ユーザが、固有アクティビティのあるグループコールに関して、親コールのコール日時を更新すると、関連付けられたすべての子コールに新しい日時をコピーするかどうかを確認するメッセージが表示されます。はいを選択すると、関連付けられたすべての子コールに変更された日時がコピーされます。いいえを選択すると、親コールのコール日時だけが更新されます。

    変更された日時が子コールに関連付けられているアサインタスクの範囲外の場合は、警告が表示されます。はいを選択すると、再スケジュールされた日時の範囲外にある親コールと子コールのアサインタスクが削除されます。いいえを選択すると、コール日時は再スケジュールされません。

    コール日付のみを取得するが有効化されている場合、固有アクティビティコールの日付を再スケジュールしたときや変更したときもこの機能を使用できます。

    特記事項

    • ブラウザユーザの場合、グループコールで固有アクティビティが有効化されている際には --rd (アカウントの場合) および --su (ユーザの場合) のセクションシグナルの同時使用はサポートされません。ただし、--rd セクションシグナルまたは --su セクションシグナルのいずれかの使用はサポートされています。
      • iPad および iPhone ユーザの場合、グループコールで固有アクティビティが有効化されている際には --rd (アカウントの場合) および --su (ユーザの場合) のセクションシグナルの同時使用はサポートされます。
    • --su (ユーザ被験者) セクションシグナルがコールページレイアウトでオンになっていて、固有活動が有効になっている場合、Account_vod フィールドを必須にすることはできません
    • 被験者セクションでの --ns (サンプルなし) セクションシグナルの使用は、固有活動があるグループコールではサポートされていません
    • 施設の CLM アサインタスク、在庫モニタリング、契約タスクは、この機能ではサポートされていません。
    • 固有アクティビティが有効化されている場合、被験者固有のコントロールセクションのフィールド (コール詳細、コールディスカッション、メディカルディスカッション、コールキーメッセージ、CLM キーメッセージ、またはコールサンプル) は施設コールページには表示されません。代わりに、フィールドが個別の子コールに表示されます。
    • 個人フィールド、子専用フィールド、親および子フィールドを除いて、被験者固有セクション外に配置されているフィールドは施設コールページのみに表示されます。
    • 署名、サンプル、またはサンプル注文トランザクションは、コールまたは関連付けられている子コールに記録されます。