20R2 の新機能

CRM 20R2 リリースには、いくつかの新しい機能の他、ユーザ表示および動作変更が含まれています。

当社のリリースノートは、エンハンスメントおよび新機能に関する簡単で高水準の説明を提供します。機能の名前を選択すると設定をご確認いただけます。またこのリリースノートでは 20R2 機能の有効化と対応可能性 の情報の概要もご覧いただけます。

新しいフィールドおよび新しいオブジェクトも含まれています。

機能

CLM

Vault CLM 同期失敗の再試行

Vault から CRM へ CLM コンテンツを同期中にエラーが生じた場合、エラーは記録され、影響を受けるプレゼンテーションはスキップされます。残りのプレゼンテーションは、同期で正常に処理されます。これによって各同期の効率性が改善され、エラーにより同期全体が失敗するのを防ぎます。エラーの修正後、管理者は、CLM 管理者コンソールの [失敗再試行] ボタンを使用して失敗したプレゼンテーションの同期を再試行することができます。

この機能を使用する方法を学習するには、Vault CLM 同期失敗の再試行の動画をご覧ください。

Engage

Engage エクスペリエンスを評価する

Engage 参加者が、ミーティングエクスペリエンスを評価できるようになりました。会議参加者から会議後の情報を収集することは、リモートミーティングエクスペリエンスの品質と、それらのインタラクションの今後の改善点についてのインサイトを顧客が得るために実践されることの多い方法です。この情報をできる限りすぐに得ることは、回答率、正確性を向上させ、提供される詳しい情報の量が多くなります。

この機能を使用する方法を学習するには、Engage エクスペリエンスを評価するの動画をご覧ください。

Events Management

Windows で階層の被験者を選択する

Windows タブレットのイベント所有者ユーザは、イベントに被験者を追加するときにアカウント階層にドリルダウンすることができます。

 

Windows でイベント被験者を一括追加する

Windows タブレットの Events Management ユーザは、イベント被験者を一括追加し、情報を効率的に入力できます。

マルチチャネル

Approved Email

送信前の Approved Email のレビュー

Approved Email は、{{requiresReview}} トークンを適切なコンテンツに追加して受領者に送信される前に追加レビューが必要であるとマークすることができます。これにより、メールの最終的な内容を受信者に送信する前に確認および承認できるようになり、コンプライアンスチェックのレベルが向上します。

さらに、この機能は Approved Email のその他の形式、例えば署名トランザクションの Approved Email 受領などで使用して、特定のビジネス条件が満たされるまでメールの送信を保留することができます。

同意書取得

確認メールで同意書を取得する

アカウントへの確認メールで同意書を取得すると、オプトイン保留中同意書レコードが作成されます。ただし、アカウントの現在の同意書ステータスは、最後に確認された同意書レコードに基づきます。アカウントの確認される同意書レコードは、有効期限が切れていないオプトインまたはオプトアウトレコードです。

ユーザ表示および動作変更

ほとんどの新機能はある程度の設定が必要となりますが、ユーザは以下の変更を直ちに表示することができます:

Approved Email

  • iPad、オンライン、Windows タブレット: エンドユーザが Approved Email を送信するときに、Sent_Email_vod オブジェクトの Subject_vod および User_Input_Text_vod フィールドが自動的にスタンプされます。これらは、手動でレビューしたり、モニタリングルールの作成で使用したりすることができます。

CLM

  • オンライン: Vault から CRM へ CLM コンテンツを同期中にエラーが生じた場合、エラーは記録され、影響を受けるプレゼンテーションはスキップされ、残りのプレゼンテーションは同期されます。CLM 管理コンソールに [失敗再試行] ボタンが表示され、ユーザは失敗したプレゼンテーションを同期することができます。
  • iPad: Vault が生成した内部ナビゲーションリンクを含む HTML コンテンツのズーム操作を無効にすることはできません。(2020 年 8 月 17 日追加)

Engage

Events Management

  • Windows タブレット: 被験者ハブが有効になっている場合、イベントオーガナイザーがアカウント階層をたどって被験者を選択できます。

Network インテグレーション

  • iPad、iPhone、オンライン、Windows: Network が同じアカウントの 2 つの住所をマージしたときに主たる住所が無効になった場合、マージで有効になった住所が主たる住所になります。この変更は、主たる住所を Network にマッピングしないインテグレーションのみに適用されます。

20R2 機能の有効化と対応可能性

Veeva CRM 20R2 のリリースで導入される新機能は、以下のプラットフォームに対応しています:

機能設定必須iPadiPhoneオンラインWindows
確認メールで同意書を取得するいいえ
Engage エクスペリエンスを評価するはい
Vault CLM 同期失敗の再試行いいえ
送信前の Approved Email のレビューはい

新しいオブジェクト

Veeva CRM 20R2 で追加されたオブジェクトはありません。

新しいフィールド

以下は、Veeva CRM 20R2 で追加されたフィールドの全リストです。フィールドはオブジェクトによって構成されます。デフォルトでは、すべてのフィールドが管理者以外のユーザに表示されません。Veeva フィールドの全リストは Veeva データモデル情報を参照してください。

オブジェクトフィールド名フィールドラベル説明タイプ
EM_Attendee_vodCvent_Attendee_ID_vodCvent 被験者 IDCvent 被験者 ID を保持しますテキスト
EM_Attendee_vodLast_Sync_vod最終同期Cvent との同期が最後に成功した日付/時間を保持します日時
EM_Event_Speaker_vodCvent_Attendee_ID_vodCvent 被験者 IDCvent 被験者 ID を保持しますテキスト
EM_Event_Speaker_vodLast_Sync_vod最終同期Cvent との同期が最後に成功した日付/時間を保持します日時
EM_Event_vodCvent_Event_ID_vodCvent イベント IDCvent イベント ID を保持しますテキスト
EM_Event_vodCvent_Event_Status_vodCvent イベントステータスCvent イベントステータスを保持しますテキスト

バリデーションに影響する不具合の修正

プラットフォームキー概要レコード
iPadCRM-189552同期エラーによりコールサンプルが削除されたときに、関連サンプル注文トランザクションが削除されなかった。コールサンプリング
iPadCRM-199882リモート署名を取得しようとしたらエラーが発生した。Engage クライアントアプリ
iPadCRM-200067既存のコールに BRC を追加するときに、ユーザが製品、品目、および数量フィールドに値を追加するまで納入先住所が無効になっていた。コールサンプリング
iPadCRM-202750--nsl または --nslns セクションシグナルがページレイアウトに存在しない場合、ユーザがデバイスで署名要求の詳細を確認したときにライセンス番号フィールドラベルが表示されなかった。Engage
iPadCRM-202282取り消しを選択すると、下にスライドするはずの製品情報モーダルが突然閉じた。コールサンプリング

iPad

CRM-202997

一括サンプリング画面で [完了] を素早く 2 回選択するとコールのサンプルが重複した

コールサンプリング

iPadCRM-204387グループ区切り文字でエンコードされた QR コードが正しくスキャンされなかった。コールサンプリング
オンラインCRM-194905マイドメイン URL に大文字を使用する組織で、サンプルトランザクションの受領を確認すると、エラーが発生した。サンプル管理

ブラウザ (Classic)

CRM-201385
CRM-204988

製品名またはロット番号に特殊文字が含まれていると、サンプルおよびロット番号のフィールドが新規サンプルトランザクション画面で入力されなかった。

サンプル管理

オンラインCRM-203967被験者がリモート署名に署名して承認すると、「署名の取得に失敗しました」というメッセージが表示された。Engage