CLM 同期の管理

管理者は、CLM の同期履歴を表示して、CLM 管理コンソールから手動でコンテンツを同期することができます。

CLM サブスクリプション履歴の表示

CLM 管理タブはサブスクリプション履歴を保存します。最近のサブスクリプションインテグレーション 10 件が一覧表示されます。各行には、タイムスタンプ、ステータス、処理業およびメッセージが適宜含まれます。各サブスクリプションインテグレーションジョブ:

  • Vault 接続回数にかかわらず、サブスクリプション履歴テーブルに単一エントリの結果を表示
  • CRM が接続されている各 Vault の CLM コンテンツに登録

Vault からコンテンツを同期する

サブスクリプションインテグレーションサービスは、Vault から CLM レコードを取り込み、CRM のそれぞれのレコードを挿入/更新します。サブスクリプションインテグレーションサービスでは、手動および/または自動処理が実行できます。

管理者は、同期ボタンおよび強制リフレッシュボタンを使用して手動でコンテンツを同期できます。

  • 同期ボタンを選択すると、プレゼンテーションレコードまたはスライドレコードが最終同期から変更された Vault から CLM レコードが取り込まれて、差分更新が実行されます。
  • 強制リフレッシュボタンを選択すると、Vault からすべての CLM レコードが取り込まれます。CRM サンドボックスのリフレッシュ後と、Vault の追加または削除後には、強制リフレッシュボタンを選択することを推奨します。
  • [失敗再試行] ボタンを選択すると、以前にエラーが発生して修正されたすべての CLM レコードの最新情報が取得されます。詳しくは、Vault CLM 同期失敗の再試行をご覧ください。

また、管理者は Veeva プロセススケジューラで CLM プロセスを定義して同期をスケジューリングすることもできます。同期のスケジューリングプロセスの詳細は、プロセススケジューラを参照してください。

同期のスケジュール

Veeva マルチチャネルプロセススケジューラは、サブスクリプションインテグレーションサービスを定期的に実行することで差分同期を自動化します。

Vault CLM 同期失敗の再試行

Vault から CRM へ CLM コンテンツを同期中にエラーが生じた場合、エラーは記録され、影響を受けるプレゼンテーションはスキップされます。残りのプレゼンテーションは、同期で正常に処理されます。これによって各同期の効率性が改善され、エラーにより同期全体が失敗するのを防ぎます。エラーの修正後、管理者は、CLM 管理者コンソールの [失敗再試行] ボタンを使用して失敗したプレゼンテーションの同期を再試行することができます。

例えば、Alice Adams の Vault に、Cholecap についてと Restolar についての 2 つの CLM プレゼンテーションがあるとします。Restolar は CRM の製品として存在しますが、Cholecap は存在しません。Alice は両方のプレゼンテーションを CLM 管理者コンソール経由で CRM に同期します。Restolar のプレゼンテーションは正常に同期しますが、Cholecap は CRM の製品として存在しないため、Cholecap のプレゼンテーションは同期に失敗します。Alice は、同期通知メールの詳細に基づいてエラーを修正し、CLM 管理者コンソールの [失敗再試行] ボタンを選択し、失敗した Cholecap のプレゼンテーションの同期を再試行します。

同期失敗の再試行

管理者は、CLM 管理者コンソールの CLM サブスクリプション履歴で過去 7 日間のすべての同期に関する詳細な CLM 同期履歴を確認することができます。また、同期通知メールには、もっとも最近スケジュールされた同期の成功、失敗、再試行の保留に関する情報を含む CSV 添付ファイルが含まれます。

スライドの同期エラーは、そのスライドを使用しているすべてのプレゼンテーションが同期するのを防ぎます。エラーが修正されると、管理者は以下を行うことができます:

  • CLM 管理者コンソールの [失敗再試行] ボタンを選択し、修正したプレゼンテーションのみを同期します。これにより、修正されたエラーが含まれるプレゼンテーション全体が再試行されます。
  • CLM 管理者コンソールの [同期] ボタンを選択して差分同期を実行し、修正したプレゼンテーションを含むすべてのコンテンツを同期します。
  • 次にスケジュールされている同期が、修正したプレゼンテーションを含むすべてのコンテンツを同期するまで待機します。

エラーが修正されるまで、スケジュールされた同期と差分同期は、これまでに失敗したプレゼンテーションを再試行しません。完全リフレッシュは、失敗を含むすべてのコンテンツを再試行します。詳細は Vault からのコンテンツの同期をご覧ください。

すべての項目が正常に同期している場合、失敗再試行ボタンは表示されません。