サンプリングの選択リストとフィールド値の管理

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ユーザが適切な選択リストオプションを選択して、数量データを適切な形式に入力できるようにするため、管理者は Sample_Transaction_vod および Sample_Inventory_vod オブジェクトの選択リストオプションとフィールド値を定義します。選択リストおよびフィールド値の管理は任意です。組織は、Veeva CRM が提供したデフォルト値を超えて、追加のフィールドや選択リスト値を管理する必要はありません。

例えば、Verteo BioPharma に新しいサンプル特約店があるとします。Alice Adams はサンプル特約店の名前を選択リストオプションとして返却先選択リストに追加することで、ユーザはサンプルを返却する際、適切な特約店を選択できます。

この機能を使用するには初期設定を完了させておきます。

調整理由選択リスト値の変更

デフォルトでは、ユーザは製品調整の作成に以下のいずれかの理由を選択する必要があります。

  • 紛失
  • 盗難
  • 破棄済み

組織がサンプル提供のミスを訂正するなど追加の理由にサンプル調整を使用する場合、ユーザが適切な理由を選択できるよう、Sample_Transaction_vod オブジェクトの Reason_vod 選択リストに新しい選択リスト値を作成します。

組織がサンプル調整の理由を制限している場合、Sample_Transaction_vod オブジェクトの Reason_vod 選択リストの適切な値を無効化します。ユーザは無効な選択リスト値を表示・選択できません。

「返却先」選択リスト値の変更

ユーザは返却先選択リストからサンプル返却の受領者を選択します。デフォルトで Return_To_vod 選択リストに定義されているオプションは HQ のみです。

サンプル配送センター、フルフィルメントベンダー、サンプル倉庫、または第三者のサンプル管理パートナーなど可能性のあるすべてのサンプル返却受領者に対して、Sample_Transaction_vod オブジェクトの Return_To_vod 選択リストで新規値を作成します。

選択リスト値は、対応する組織の担当者名簿レコードの Username_External_Id_vod フィールドの値と完全に一致する必要があります。一致しない場合、住所情報はサンプル返却トランザクションに入力されません。サンプル返却受領者に対する担当者名簿レコードの作成に関する詳細は、担当者名簿レコードの作成を参照してください。

サンプル数量に対する正数の要求

デフォルトでは、ユーザはサンプル転送、調整、返却数量にゼロ以上、未満、またはゼロを入力できます。選択したサンプルロットの算出数量は、サンプル調整の数量フィールドにユーザが入力する値によって調整されます。ユーザがサンプル転送の数量フィールドに負数を入力すると、サンプルロットの算出数量が誤って計算されます。

ユーザがサンプル転送に負数を入力できないようにするには、Sample_Transaction_vod オブジェクトの Quantity_vod フィールドで入力規則を定義し、ユーザが 1 未満の数字を入力できないようにします。

例えば、サンプル転送のすべての数量に正数を入力するようユーザに求めるには、以下の数式で入力規則を作成します。

AND( ISPICKVAL(Type_vod__c, "Transfer_vod") ,Quantity_vod__c < 1)

在庫影響数式の変更

調整理由に基づく在庫影響の算出方法を変更するには、管理者は Sample_Transaction_vod の Inventory_Impact_Quantity_vod フィールドの数式を Reason_vod 選択リストで選択した調整理由、トランザクションのタイプ、および数量のアカウントに変更できます。

例えば、ユーザがサンプル調整に数量を入力し、調整理由に「紛失」を選択した場合、以下のロジックがサンプルロットに対するユーザの算出数量から入力された数量を減算します。

IF(AND(ISPICKVAL(Type_vod__c ,"Adjustment_vod"),ISPICKVAL ( Reason_vod__c, "Lost"),ISPICKVAL(Status_vod__c, "Submitted_vod") ),- Quantity_vod__c,

在庫タイプ選択リスト値の変更

デフォルトでは、ユーザは作成したサンプル在庫ごとに以下のいずれかの在庫タイプを選択する必要があります。

  • 毎月
  • 四半期ごと
  • 年度末
  • 完了
  • 年次

組織が追加の在庫タイプ (週の在庫など) をサポートする場合、Sample_Inventory_vod オブジェクトの Inventory_Type_vod 選択リストの追加在庫タイプごとに新しい選択リスト値を作成します。

組織がすべてのデフォルト在庫タイプを使用しない場合、Sample_Inventory_vod オブジェクトの Inventory_Type_vod 選択リストの適切な値を無効化します。ユーザは無効な選択リスト値を表示・選択できません。