Cvent の Events Management とのインテグレーションを設定する

Cvent を Events Management と統合するには 3 つの異なるロールが必要です:

  • Events Management 管理者 – Cvent と CRM 間のすべてのマッピングレコードを作成・管理します
  • インテグレーションユーザ – Cvent から CRM (またはその逆) へ情報を渡すために使用される認証情報
  • Events Management エンドユーザ – Events Management を使用して Cvent の会議リクエストを送信します

前提条件

  • Cvent インスタンスが有効化されており、Cvent Rest API へのアクセス権限が設定されている必要があります
  • Cvent 開発者アプリが作成・設定されている必要があります (Cvent にお問い合わせください)
  • Events Management が完全に有効化されている必要があります

Cvent インテグレーションの管理者を設定する

EM 管理者は、インテグレーションを設定・管理し、CRM に以下の設定を必要とします:

  1. 管理者に、以下タブへのアクセス権限を付与します:

    • Cvent_Administration_vod
    • Cvent_Instance_vod
    • Cvent_Form_Mapping_vod
    • Cvent_Object_Mapping_vod
    • Cvent_Request_Form_vod
    • Cvent_Field_Mapping_vod
    • Cvent_Value_Mapping_vod
  2. すべてのユーザに Cvent_Administration_vod VisualForce ページへのアクセス権限を付与します。
  3. 管理者に以下の権限を付与します:

    オブジェクト

    OLS

    レコードタイプ

    フィールド

    FLS

    Cvent_Instance_vod 

    CRUD

    Cvent_Instance_vod

    • 名前
    • Cvent_Client_ID_vod

    編集

    Cvent_Form_Mapping_vod

    CRUD

    Cvent_Form_Mapping_vod

    • 名前
    • Event_Configuration_vod 
    • Event_Configuration_Country_vod 
    • Attendee_Sync_Status_vod 
    • Speaker_Sync_Status_vod 
    • Cvent_Instance_vod 
    • Cvent_Request_Form_vod 
    • External_ID_vod

    編集

    Cvent_Object_Mapping_vod

    CRUD

    Cvent_Object_Mapping_vod

    • 名前
    • Cvent_Object_Name_vod 
    • Salesforce_Object_Name_vod
    • Cvent_Instance_vod
    • External_ID_API_Name_vod
    • Unique_Key_vod

    編集

    Cvent_Request_Form_vod

    CRUD

    Cvent_Request_Form_vod

    • 名前
    • Cvent_Request_Form_Name_vod
    • Cvent_Request_Form_ID_vod
    • Cvent_Instance_vod

    編集

    Cvent_Field_Mapping_vod

    CRUD

    Form_Mapping_vod

    Object_Mapping_vod

    • 名前
      Cvent_Request_Form_vod
    • Cvent_Object_Mapping_vod
    • Cvent_Field_vod
    • Cvent_Field_ID_vod
    • Salesforce_Field_API_Name_vod
    • Sync_Direction_vod
    • External_ID_vod

    編集

    Cvent_Value_Mapping_vod

    CRUD

    Cvent_Value_Mapping_vod

    • 名前
    • Cvent_Field_Mapping_vod
    • Cvent_Value_vod
    • Salesforce_Value_vod
    • External_ID_vod 

    編集

Cvent インテグレーションユーザの設定

  1. Cvent インテグレーションユーザに CRM で以下の権限を付与します:

    オブジェクト

    OLS

    レコードタイプ

    フィールド

    FLS

    EM_Event_vod

    RU

    インテグレーションで使用されるすべてのレコードタイプ

    • マッピングされたすべてのフィールド
    • Last_Sync_vod
    • Cvent_Meeting_Request_ID_vod
    • Cvent_Meeting_Request_Status_vod
    • Cvent_Request_Form_vod
    • Cvent_Event_ID_vod
    • Cvent_Event_Satus_vod

    編集

    EM_Attendee_vod

    CRU

    インテグレーションで使用されるすべてのレコードタイプ

    • Cvent_Attendee_ID_vod
    • Last_Sync_vod
    • Walk_In_Status_vod

    編集

    EM_Event_Speaker_vod

    RU

    インテグレーションで使用されるすべてのレコードタイプ

    • Cvent_Attendee_ID_vod
    • Last_Sync_vod

    編集

    アカウント

    R

    インテグレーションで使用されるすべてのレコードタイプ

    マッピングされたすべてのフィールド

    参照

    コンタクト

    R

    インテグレーションで使用されるすべてのレコードタイプ

    • マッピングされたすべてのフィールド
    • MailingAddress
    • ファックス
    • 電話

    読取り

    ユーザ

    R

    インテグレーションで使用されるすべてのレコードタイプ

    • マッピングされたすべてのフィールド
    • MailingAddress
    • ファックス
    • 電話

    参照

    EM_Speaker_vod

    R

    インテグレーションで使用されるすべてのレコードタイプ

    マッピングされたすべてのフィールド

    参照

    住所

    R

    インテグレーションで使用されるすべてのレコードタイプ

    • マッピングされたすべてのフィールド
    • 名前
    • Address_line_2_vod
    • City_vod
    • State_vod
    • Zip_vod
    • Country_vod
    • Fax_vod
    • Phone_vod

    参照

    Cvent_Instance_vod

    R

    Cvent_Instance_vod

    • 名前
    • Cvent_Client_ID_vod

    参照

    Cvent_Form_Mapping_vod

    R

    Cvent_Form_Mapping_vod

    • 名前
    • Event_Configuration_vod
    • Event_Configuration_Country_vod
    • Attendee_Sync_Status_vod
    • Speaker_Sync_Status_vod
    • Cvent_Instance_vod
    • Cvent_Request_Form_vod

    参照

    Cvent_Object_Mapping_vod

    R

    Cvent_Object_Mapping_vod

    • 名前
    • Cvent_Object_Name_vod
    • Salesforce_Object_Name_vod
    • Cvent_Instance_vod

    参照

    Cvent_Request_Form_vod

    R

    Cvent_Request_Form_vod

    • 名前
    • Cvent_Request_Form_Name_vod
    • Cvent_Request_Form_ID_vod
    • Cvent_Instance_vod

    参照

    Cvent_Field_Mapping_vod

    R

    Form_Mapping_vodObject_Mapping_vod
    • 名前
    • Cvent_Request_Form_vod
    • Cvent_Object_Mapping_vod
    • Cvent_Field_vod
    • Cvent_Field_ID_vod
    • Salesforce_Field_API_Name_vod

    参照

    Cvent_Value_Mapping_vod

    R

    Cvent_Value_Mapping_vod

    • 名前
    • Cvent_Field_Mapping_vod
    • Cvent_Value_vod
    • Salesforce_Value_vod

    参照

  2. インテグレーションユーザに、Veeva Common カスタム設定セットに対するアクセス権限を付与します。

Cvent インテグレーションのエンドユーザを設定する

Events Management エンドユーザに以下の権限を付与します:

オブジェクト

OLS

レコードタイプ

フィールド

FLS

EM_Event_vod

R

インテグレーションで使用されるすべてのレコードタイプ

  • マッピングされたすべてのフィールド
  • Last_Sync_vod
  • Cvent_Meeting_Request_ID_vod
  • Cvent_Meeting_Request_Status_vod
  • Cvent_Event_ID_vod
  • Cvent_Event_Status_vod

編集

EM_Attendee_vod

R

インテグレーションで使用されるすべてのレコードタイプ

  • Cvent_Attendee_ID_vod
  • Last_Sync_vod

参照

EM_Event_Speaker_vod

R

インテグレーションで使用されるすべてのレコードタイプ

  • Cvent_Attendee_ID_vod
  • Last_Sync_vod

参照

Cvent のイベント設定を更新する

インテグレーションで使用されるすべての EM_Event_Configuration_vod レコードの表示ボタンのリストに Submit_to_Cvent_vod ボタンを追加します。このボタンを使うと、Events Management ユーザが CRM から Cvent の会議リクエストを作成することができます。

Cvent のページレイアウトを更新する

Veeva では、インテグレーションに使用される以下のオブジェクトのすべてのページレイアウトと関連リストに、参照専用として以下のフィールドを追加することが推奨されます:

  • EM_Event_vod
  • Last_Sync_vod
  • Cvent_Meeting_Request_ID_vod
  • Cvent_Meeting_Request_Status_vod
  • Cvent_Event_ID_vod
  • Cvent_Event_Satus_vod
  • EM_Attendee_vod
  • Last_Sync_vod
  • Cvent_Attendee_ID_vod
  • EM_Event_Speaker_vod
  • Last_Sync_vod
  • Cvent_Attendee_ID_vod

Cvent インテグレーションユーザの定義

インテグレーションユーザの認証情報は、Veeva CRM を Cvent に接続し、2 つのアプリケーション間でデータを交換するために使用されます。

Cvent のインテグレーションユーザを定義するには:

  1. Cvent 管理タブに進みます。
  2. CRM インテグレーションユーザ管理セクションで新規を選択します。
  3. 適切なインテグレーションユーザの認証情報を入力します。
  4. 現在の組織が Sandbox の場合、これは Sandbox ですか?を選択します。
  5. 保存を選択します。

インテグレーションユーザの認証情報は、ページが読み込まれる度に、またはレコードが編集/保存される度にリアルタイムで検証されます。

Cvent インスタンスとの同期

統合 Cvent インスタンスと Events Management を同期すると、レコードの自動作成が有効になり、定期的にスケジュールされた処理を介して 2 つのシステムの間で更新を行うことができるようになります。

同期処理が実行されると、CRM 組織に接続されている各 Cvent インスタンスに以下のタスクが発生します:

  • EM_Event_vod レコードに関連付けられている Cvent Meeting 要求が、EM_Event_vod レコードの情報で更新される
  • Cvent イベントレコードに関連付けられている EM_Event_vod レコードが、Cvent の情報で更新される
  • 同期されたイベントに関連付けられている新規 EM_Attendee_vod および EM_Event_Speaker_vod レコードが、被験者レコードとして Cvent に作成されるこの処理の一環として、CRM のアカウント、ユーザ、コンタクト、または講演者情報を使用して、Cvent にないコンタクトが作成される
  • 同期されたイベントに関連付けられている新規 Cvent 予定外被験者レコードが、予定外 EM_Attendee_vod レコードとして CRM に作成される
  • 既存の EM_Attendee_vod および EM_Event_Speaker_vod レコードが、Cvent 被験者レコードの対応する情報で更新される

2 つのシステム間で転送される情報は、設定されているオブジェクト、およびフィールドマッピングからの要求によって異なります。

この機能に設定は必要ありません。

同期処理のスケジューリング

同期処理をスケジュールするには:

  1. プロセススケジューラに進みます。
  2. Cvent 同期処理を編集します。
  3. 適切な予定時間と間隔を選択します。

  4. 保存を選択します。

管理者は、プロセススケジューラの Cvent 同期処理横の実行を選択することで、プロセスを直ちに実行することもできます。

Cvent インテグレーション履歴の表示

Cvent 管理者は、Cvent 管理タブの Cvent インテグレーション履歴セクションに進むことにより、Cvent と Veeva CRM の間のインテグレーション履歴を表示することができます。Cvent インテグレーション履歴セクションには、以下の列がある表に過去 30 日間のすべてのインテグレーション活動が表示されます:

  • アクション – 管理者が現在の行に関する詳細をダウンロードできます。詳細は、インテグレーション履歴詳細のダウンロードをご覧ください
  • サービス - 以下のいずれかの値になります:
  • 会議リクエストの作成 – イベントを Cvent に送信するイベントオーガナイザーによってトリガーされます
  • インスタンスとの同期 – プロセススケジューラからトリガーされます
  • Cvent インスタンス – インテグレーション処理に関与する Cvent インスタンス名
  • 開始タイムスタンプ – 処理の開始時間。表の行はこの列で並び替えられます。
  • 終了タイムスタンプ – 処理の終了時間。
  • 追加 – Cvent または CRM に正常に追加されたレコード数
  • 編集 – Cvent または CRM で正常に編集されたレコード数
  • エラー - 処理中に生じたエラーの件数

インテグレーション履歴詳細のダウンロード

管理者は、特定のサービス中のインテグレーションによって実行されたすべてのトランザクションのディテールを含む Excel ファイルをダウンロードできます。

ファイルには、各トランザクションに関する以下の情報が表示されます:

  • 時間 – インテグレーション処理の時間
  • タイプ – インテグレーション処理のタイプ。以下のいずれかの値になります:
  • Cvent 会議リクエストの作成
  • Cvent 被験者の作成
  • Cvent コンタクトの作成
  • EM_Attendee の作成
  • Cvent コンタクト同意書の更新
  • Cvent 会議リクエストの更新
  • EM_Event の更新
  • EM_Attendee の更新
  • EM_Event_Speaker の更新
  • EM_Event – 処理に関連付けられている EM_Event_vod レコードの SFID
  • ソースレコード – ソースレコードの ID。これは、タイプによって Veeva CRM または Cvent のいずれかのレコードを表します。

    タイプが Cvent 会議リクエストの作成と同じ場合、この列は EM_Event 列と同じになります。

  • 作成されたレコード – この処理中にレコードが作成された場合、この行には Cvent または CRM で作成されたレコードの ID が表示されます。
  • レコードの更新 – この処理中にレコードが更新された場合、この行には Cvent または CRM で更新されたレコードの ID が表示されます。
  • エラー – エラーのために処理でレコードの作成または更新ができなかった場合、インターネット接続の切断や構成ミスなどのエラーのディテールがこの列に表示されます