管理上すべきこととすべきではないこと
Veeva CRM アプリケーションを効率的に管理し、設定するために理解が必要な項目を以下に列挙します:
- 名前に _vod があるもの (ラベル以外) は、削除したり変更したりしないでください。これはフィールド、オブジェクト、レコードタイプ、選択リスト、S-コントロール、トリガーおよびパッケージに当てはまります。また、VeevaUserTrigger または VeevaCallTrigger を修正しないなど、名前に Veeva が入っているトリガを削除または修正しないでください。これらのエンティティは「VoD 標準」と呼ばれます。これらを削除したり変更したりすると、Veeva CRM アプリケーションが正しく動作しません。
すべての数式フィールド、または数式フィールドのすべての数式は、変更可能です。全リストは、データモデルガイドをご覧ください。
- お客様固有のオブジェクトを作成または修正する場合、 「_vod」または「Vod」を絶対に使用しないでください。これはフィールド、オブジェクト、レコードタイプ、選択リスト、S-コントロール、トリガーおよびパッケージに当てはまります。「_vod」または「Vod」は Veeva がアップグレード処理を実行するために名前に使用しており、VoD オブジェクト以外のオブジェクトにこの名前を使用すると削除される場合があります。
エンドユーザがオフラインデバイスでお客様固有オブジェクトのレコードを作成できるようにするには、管理者がそのオブジェクトに モバイル ID フィールドを作成し、ユーザに FLS 編集権限を付与する必要があります。API 名は Mobile_ID_vod__c と完全に一致する必要があります。また管理者は、エラーのトラブルシューティング用に、MyInsights ビジュアル表示に使用されるオブジェクトに MyInsights 変更者フィールドを作成することもできます。このフィールドは、ユーザオブジェクトへのルックアップフィールドである必要があります。API 名は MyInsights_Modified_By_vod__c と完全に一致する必要があります。
- 名前に _vod が含まれない標準フィールドがあります。これらのフィールドは削除することはできません。
- Veeva CRM アプリケーションは既存の salesforce.com 組織にインストールできません。管理されているパッケージではありません。データモデルが非常に大きいため、新規の salesforce.com 組織としてインストールする必要があります。
- コールレポートおよび会議レポートに製品を表示するには、製品カタログで該当する製品の「自社製品」フラグを有効化する必要があります。また、レベルを「ディテール」にして [マイセットアップ] タブでユーザが製品を選択する必要があります。
- すぐに適切な製品を見られるように、ユーザの「マイプロダクトの設定」オブジェクトはあらかじめ設定されています。
- 製品指標が正しく表示されない場合は、[指標設定] タブのフィールド名が正しく入力されていない可能性が考えられます。「mymetricfield__c」のように、フィールド名には必ず「__c」をつけてください。
- レコードタイプを持つオブジェクトの選択リストフィールドにデフォルト値を設定するには、オブジェクトの特定のレコード値内部でデフォルト値を設定する必要があります。
- 数式を使用した選択リストフィールドのデフォルト値はサポートされていません。
- Veeva タブの名前は変更しないでください。予期しない結果が発生する場合があります。変更する場合は、Veeva アプリケーション内部で複数の依存関係があることを念頭に十分に注意を払い、テストを行ってください。例えば、[マイスケジュール] タブの名前を [マイコールスケジュール] に変更することはできますが、関連する [マイコール] という名前の Veeva メッセージの名前も同時に変更する必要があります。それ以外にも、[マイアカウント] の [スケジュールの追加] ボタンに影響があります。Veeva キャッシュのクリアは忘れずに行ってください。
- オフラインでレコードを作成するユーザは、レコードを作成するオブジェクトの Mobile_ID フィールドに対する FLS 編集権限が必要です
コールレポートや会議要約の変更、ユーザのプロファイルの変更や更新など、FLS を含む Veeva CRM 固有のレコードの設定を変更する場合は、[Veeva キャッシュのクリア] タブまたは [Veeva メッセージ] タブの [キャッシュのクリア] ボタンですべてのユーザのキャッシュをクリアする必要があります。これは、パフォーマンスを向上させるために、ページレイアウトおよびオブジェクト記述がユーザプロファイルによって Veeva ユーザインタフェースサーバにキャッシュされているためです。これは、同期エラーを防ぐのにも有用です。
組織の自社言語は変更しないでください。Veeva アップグレードを確実に行うためには、英語 (米国) のままにしておくことをお勧めします。