Approved Email テンプレートを作成する

Approved Email テンプレートは Vault PromoMats によって管理される HTML ファイルです。Approved Email のエンドユーザは、アカウントに送信するメールの作成時に、開始ポイントとしてテンプレートを選択します。特定の設定トークンを除き、エンドユーザは、Veeva CRM 内でテンプレートを編集できないので、受領者にエンドユーザから送信される際に承認済みコンテンツが変更されないままにできます。

Approved Email を機能させるためには少なくとも 1 つのテンプレートが必要です。テンプレートおよび画像アセットのアップロードに関するディテールは、Vault PromoMats のドキュメントをご覧ください。

テンプレートは、Vault 管理の、または外部の画像およびハイパーリンクを参照することができます。ハイパーリンクが Vault のコンテンツを参照すると、特定の構文が href に使用されます。テンプレートが相対パス (例: <img src = ‘localdrive/imagename.gif’>) を使用している画像を参照している場合、Vault PromoMats は、すべてのメール受領者が画像を閲覧できるように画像を公開ウェブサーバに読み込み、デプロイします。詳しくは、Approved Email Vault のドキュメントを参照してください。

Approved Email コンテンツのコメントアウトセクションにトークンを含めないでください。

HTML コードを含まないメールテンプレートを同期しないでください。

メールテンプレートの要件および例

テンプレートには、標準 HTML ドキュメントの最小限の構成と、メールフラグメントを使用する際には {{insertEmailFragments}} トークンのみを含む 1 つの <table> タグを含む必要があります。テンプレートは、UTF-8 エンコード方式で、以下のガイドラインに準拠する必要があります:

  • すべてのコメントタブの前には、スペースまたはその他のインデント形式がある必要があります。
  • 絶対配置には <table> (およびネスト化された <table> タグ) を使用します。<div> に依存しないでください。
  • CSS スタイルシートにリンクしないでください。CSS は <style> タグを使用するヘッドのインラインまたは <body> HTML のインラインである必要があります。
  • 多くのメールクライアントでは、CSS 機能のサブセットしかサポートされていません。

    すべてのメールの最大 40% がモバイルデバイスで開かれます。メールテンプレートは、モバイルエクスペリエンスを考慮して作成される必要があります。一般的に、CSS がデスクトップ用とモバイル用のメールクライアント両方へのレンダリングに対応するレスポンシブデザイン処理がなされます。

  • 画像は画面解像度に合わせてフォーマットされ、できるだけ縮小しておく必要があります。
  • アクセント記号付き文字など非 ASCII 文字を含むハイパーリンクは、Punycode や類似のツールを使って ASCII に変換する必要があります。非 ASCII 文字を含むハイパーリンクは、受領者に送信されると正しく機能しません。

メールテンプレート HTML ファイルの文字数は 131,072 文字以下です。

各メールクライアントが異なる CSS サブセットに対応しているため、メール向けの HTML 作成基準はありませんが、テンプレートの作成時に使用できる役に立つサイトおよびリソースのリストはApproved Email コンテンツ作成のためのリソースをご覧ください。

メールテンプレート構造の例

コピー
<html>
  <head>
    <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8">
    <title>My Title</title>
    <style type="text/css"><!-- Inline CSS styles--></style>
  </head>
  <body>
    <!-- コンテンツがここにきます。スタイルもインラインにできます。-->
    <table>
      <!-- フラグメントを使用する場合に必要です。表は空白で、以下のトークンを含んでいる必要があります -->
      {{insertEmailFragments}}
    </table>
  </body>
</html>

メールテンプレートエディタを使用する

ユーザは、MailUp の BEE メールエディタを使用して、Vault 内でメールテンプレートドキュメントのレスポンシブな HTML ファイルをすばやく作成、管理、更新することができます。

詳しくは、Vault ドキュメントの BEE メールテンプレートエディタを使用するをご覧ください。

Vault へテンプレートをアップロードする

テンプレートは、コード化されてローカルでテストされた後に、Vault にアップロードされる必要があります。詳しくは、Vault のドキュメントのメールテンプレートを設定するにはを参照してください。

Vault に、テンプレートの割り当てられた国に対応する略語があることを確認してください。割り当てられた国に関連する略語がない場合、メディアを Vault から CRM に同期する際に同期エラーが発生します。