JD-NET 固定レポートの設定

固定レポートは Japan Drug Network (JD-NET) のセールスデータをサポートしています。提供されているレポートは 2 種類あり、いずれも毎日の詳細と、毎日、毎週および毎月の概要ビューが用意されています。

JD-NET ユーザに固定レポートを設定する

JD-NET ユーザに固定レポートを設定するには:

  1. エンドユーザプロファイルに、アカウントオブジェクトの Account_Class_vodHospital_Type_vodに対する FLS 参照権限を付与します。
  2. 薬局と病院のレコードタイプの関連するアカウントオブジェクトページレイアウトに Account_Class_vodHospital_Type_vod のフィールドを追加します。
  3. アカウントオブジェクトの病院レコードタイプで、Hospital_Type_vod フィールドのすべての選択リスト値を有効化します。
  4. 列の見出しにVeeva メッセージが設定されていることを確認します。
  5. Data_Map_Template_vod オブジェクトページレイアウトに Incremental_vod フィールドを追加します。
  6. 固定レポート管理者ユーザを設定します。詳細は、固定レポート管理者の設定をご確認ください。
  7. エンドユーザに Sales_Incremental_Transaction_vod オブジェクトに対する OLS 参照アクセス権限を付与します。Sales_Incremental_Transaction_vod オブジェクトは、セールスデータそのものは保持しませんが、固定レポートデータベース内に保存されるフィールドの列およびタイプを定義するために使用されます。
  8. エンドユーザプロファイルに Analytics_Layouts_vod オブジェクトの適切なレコードタイプに対する作成アクセス権限を付与します。分析タブにレポートが表示されます。各レコードタイプは異なるレポートに対応します。

    レコードタイプ

    固定レポート

    JDNet_Detail_vod

    JDNet 明細レポートページ

    JDNet_Detail_Summary_vod

    JDNet 詳細サマリーレポートページ

  9. 各レコードタイプのページレイアウトに、ユーザプロファイルの適切な S コントロールが含まれていることを確認します。各ユーザプロファイルには固定レポートのレコードタイプごとに異なるページレイアウトを設定できます。これにより、固定レポートの設定時に柔軟性を最大限に生かすことができます。管理者は、ページレイアウトで S コントロールの追加、削除、移動を行うことができます。各 S コントロールは、レポートに表示される個別のチャートを表します。

    S コントロール

    固定レポート

    説明

    An_JD_Detail_vod

    JD-NET 明細

    JD-NET 明細レポートの S コントロール。Analytics_Layouts_vod オブジェクトページレイアウトに表示されます。

    An_JD_Dtl_Sum_vod

    JD-NET 詳細サマリー

    JD-NET 詳細サマリーレポートの S コントロール。Analytics_Layouts_vod オブジェクトページレイアウトに表示されます。

  10. ページレイアウトの割り当てによって、ページレイアウトがレコードタイプにただシックマッピングされていることを確認します。
  11. JD-NET セールスデータファイルをレポートにロードする。JD-NET セールスデータは大容量になる場合が多いため、固定レポートにロードするには若干異なるプロセスが必要になります。他のセールスデータロードを固定レポートにロードする場合と同様に、このプロセスは直観的に使いやすく効率化されています。

レポート列の設定

管理者は、以下の Veeva 設定と、それらに対応する Veeva メッセージを使用して、JD-NET 明細および明細サマリーレポートに表示されるフィールドをカスタマイズできます。

  1. JDNET_DETAIL_COLS - JD-NET 明細レポートに表示されるフィールドを定義します。
  2. JDNET_DETAIL_SUMMARY_COLS - JD-NET 詳細サマリーレポートに表示されるフィールドを定義します。

レポート列はフィールドのデフォルト設定とともに提供されます。レポートフィールドをカスタマイズするには、レポートで有効なフィールドに対応する API フィールド名のカンマ区切りリストに Veeva メッセージテキストを設定します。メッセージが空白の場合、レポートにはデフォルトフィールドが表示されます。メッセージに値が設定されている場合、レポートには Veeva メッセージで定義されたフィールドがリストされている順番に左から右へ表示されます。 

JD-NET レポートで有効なフィールドと一致しないメッセージにフィールドが存在する場合、そのフィールドは無視されます。これらのフィールドのほとんどは Sales_Incremental_Transaction_vod オブジェクトに存在しますが、Sales_Incremental_Transaction_vod オブジェクトのフィールドに関連する他のオブジェクト (アカウントなど) のフィールドの場合もあります。

以下の表にレポートで有効なフィールドのリストを示します。フィールドはどちらのレポートにも配置することができますが、すべてのフィールドが Detail Summary レポートで意味をなすわけではありません。

オブジェクトフィールド
アカウント
  • Hospital_Id_vod__c.Account.Hospital_Type_vod
  • Hospital_Id_vod__c.Account.Account_Class_vod
  • Hospital_Id_vod__c.Account.Name
  • Pharmacy_Id_vod__c.Account.Account_Class_vod
  • Pharmacy_Id_vod__c.Account.Name
  • Distributor_Id_vod__c.Account.Name
  • Distributor_Branch_Id_vod__c.Account.Name
Product_Group_vod
  • Product_Group_vod__c.Analytics_Product_Group_vod__c.Market_vod
  • Product_Group_vod__c.Analytics_Product_Group_vod__c.Parent_Product_Group_vod
  • Product_Group_vod__c.Analytics_Product_Group_vod__c.Name
Sales_Incremental_Transaction_vod
  • Delivery_Price_vod
  • Distributor_Branch_Id_vod
  • Distributor_Comment_vod
  • Distributor_Id_vod
  • External_ID_vod
  • Hospital_Id_vod
  • Issue_Date_vod
  • Metric_1_vod
  • Metric_2_vod
  • Metric_3_vod
  • Pharmacy_Id_vod
  • Product_Group_vod
  • Receipt_Comment_vod
  • Sales_Date_vod
  • Sales_Quantity_vod
  • Settlement_Price_vod
  • Slip_Number_vod
  • Slip_Type_vod