JD-NET 固定レポートの設定
固定レポートは Japan Drug Network (JD-NET) のセールスデータをサポートしています。提供されているレポートは 2 種類あり、いずれも毎日の詳細と、毎日、毎週および毎月の概要ビューが用意されています。
JD-NET ユーザに固定レポートを設定する
JD-NET ユーザに固定レポートを設定するには:
- エンドユーザプロファイルに、アカウントオブジェクトの Account_Class_vod と Hospital_Type_vodに対する FLS 参照権限を付与します。
- 薬局と病院のレコードタイプの関連するアカウントオブジェクトページレイアウトに Account_Class_vod と Hospital_Type_vod のフィールドを追加します。
- アカウントオブジェクトの病院レコードタイプで、Hospital_Type_vod フィールドのすべての選択リスト値を有効化します。
- 列の見出しにVeeva メッセージが設定されていることを確認します。
- Data_Map_Template_vod オブジェクトページレイアウトに Incremental_vod フィールドを追加します。
- 固定レポート管理者ユーザを設定します。詳細は、固定レポート管理者の設定をご確認ください。
- エンドユーザに Sales_Incremental_Transaction_vod オブジェクトに対する OLS 参照アクセス権限を付与します。Sales_Incremental_Transaction_vod オブジェクトは、セールスデータそのものは保持しませんが、固定レポートデータベース内に保存されるフィールドの列およびタイプを定義するために使用されます。
- エンドユーザプロファイルに Analytics_Layouts_vod オブジェクトの適切なレコードタイプに対する作成アクセス権限を付与します。分析タブにレポートが表示されます。各レコードタイプは異なるレポートに対応します。
レコードタイプ
固定レポート
JDNet_Detail_vod
JDNet 明細レポートページ
JDNet_Detail_Summary_vod
JDNet 詳細サマリーレポートページ
- 各レコードタイプのページレイアウトに、ユーザプロファイルの適切な S コントロールが含まれていることを確認します。各ユーザプロファイルには固定レポートのレコードタイプごとに異なるページレイアウトを設定できます。これにより、固定レポートの設定時に柔軟性を最大限に生かすことができます。管理者は、ページレイアウトで S コントロールの追加、削除、移動を行うことができます。各 S コントロールは、レポートに表示される個別のチャートを表します。
S コントロール
固定レポート
説明
An_JD_Detail_vod
JD-NET 明細
JD-NET 明細レポートの S コントロール。Analytics_Layouts_vod オブジェクトページレイアウトに表示されます。
An_JD_Dtl_Sum_vod
JD-NET 詳細サマリー
JD-NET 詳細サマリーレポートの S コントロール。Analytics_Layouts_vod オブジェクトページレイアウトに表示されます。
- ページレイアウトの割り当てによって、ページレイアウトがレコードタイプにただシックマッピングされていることを確認します。
- JD-NET セールスデータファイルをレポートにロードする。JD-NET セールスデータは大容量になる場合が多いため、固定レポートにロードするには若干異なるプロセスが必要になります。他のセールスデータロードを固定レポートにロードする場合と同様に、このプロセスは直観的に使いやすく効率化されています。
レポート列の設定
管理者は、以下の Veeva 設定と、それらに対応する Veeva メッセージを使用して、JD-NET 明細および明細サマリーレポートに表示されるフィールドをカスタマイズできます。
- JDNET_DETAIL_COLS - JD-NET 明細レポートに表示されるフィールドを定義します。
- JDNET_DETAIL_SUMMARY_COLS - JD-NET 詳細サマリーレポートに表示されるフィールドを定義します。
レポート列はフィールドのデフォルト設定とともに提供されます。レポートフィールドをカスタマイズするには、レポートで有効なフィールドに対応する API フィールド名のカンマ区切りリストに Veeva メッセージテキストを設定します。メッセージが空白の場合、レポートにはデフォルトフィールドが表示されます。メッセージに値が設定されている場合、レポートには Veeva メッセージで定義されたフィールドがリストされている順番に左から右へ表示されます。
JD-NET レポートで有効なフィールドと一致しないメッセージにフィールドが存在する場合、そのフィールドは無視されます。これらのフィールドのほとんどは Sales_Incremental_Transaction_vod オブジェクトに存在しますが、Sales_Incremental_Transaction_vod オブジェクトのフィールドに関連する他のオブジェクト (アカウントなど) のフィールドの場合もあります。
以下の表にレポートで有効なフィールドのリストを示します。フィールドはどちらのレポートにも配置することができますが、すべてのフィールドが Detail Summary レポートで意味をなすわけではありません。
オブジェクト | フィールド |
---|---|
アカウント |
|
Product_Group_vod |
|
Sales_Incremental_Transaction_vod |
|