MCCP のプルインフィールドをサポートする
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MCCP 対象の特定を支援するため、アカウントの専門、郵便番号、TSF 最終活動日など追加の MCCP 対象フィールドを MC_Cycle_Plan_Target_vod ページにプルインすることができます。スタンプ時の履歴値を保持するために、元の値が MCCP プルインフィールドにスタンプされます。
例えば Sarah Jones は、特定の郵便番号で注視が必要なアカウント数を確認したいとします。管理者が郵便番号を Sarah の MCCP に追加することで、Sarah は必要な情報に素早くアクセスできます。
以下の元オブジェクトから情報を取得するプルインフィールドを作成することができます:
- アカウント
- Address_vod_c
- TSF_vod_c
MCCP のプルインフィールドの設定
この機能を有効化する前に初期設定を完了させておきます。
この機能を有効にするには:
- MC_Cycle_Plan_Target_vod オブジェクトにプルインフィールドを作成します。プルインフィールドのタイプは、元のフィールドタイプと一致する必要があります。
式タイプのソースフィールドの場合、引き込みフィールドのタイプは式の戻り値の型と一致する必要があります。
- 例えば、元フィールドが TSF_vod__c.Last_Activity_Date_vod__c (日付フィールドタイプ) の場合、MC_Cycle_Plan_Target_vod オブジェクトのプルインフィールドも日付フィールドタイプとする必要があります。
- 大文字と小文字の区別を含め、以下のフィールド名構文に従う必要があります: <zvod_<ENTITYNAME>_<SourceFieldName>.以下のエンティティがサポートされています:
- アカウント – MC_Cycle_Plan_vod.Target_vod__c フィールドのアカウントに一致
- 住所 – 順番の基準により最初に一致したもの:
- MCCP Territory and TSF_vod__c.Address_vod__c
- 対象の主住所
- 作成日に基づいた対象の最も古い住所記録
- TSF – MCCP テリトリとそれぞれの TSF_vod.Territory_vod__c で一致したもの
- MCCP インテグレーションユーザに、元フィールドに対して少なくとも FLS 参照権限を付与します。
- MCCP インテグレーションユーザに、新規 MCCP 対象フィールドに対する FLS 参照権限を付与します。
- MCCP エンドユーザに、新規 MCCP 対象フィールドに対して少なくとも FLS 参照権限を付与します。
例
各 MCCP 対象の郵便番号が対象関連リスト列として MC サイクルプランのページレイアウトに追加される場合、以下の設定が必要となります:
- MC_Cycle_Plan_Target_vod オブジェクトにプルインフィールドを作成します:
- フィールド/データタイプ: テキスト (20) (Text20、元フィールド Address_vod.Zip_vod__c が Text20 のため)。
- フィールドラベル: 郵便番号 (ラベルがソースフィールドラベルと完全に一致する必要はない)
- フィールド名: zvod_ADDRESS_Zip_vod (大文字と小文字の区別を含め、zvod_<ENTITYNAME>_<SourceFieldName> の構文パターンと完全に一致する必要がある)
- MC_Cycle_Plan_vod ページレイアウトの編集時に、MCCP 対象関連リスト列としてフィールドを配置します。
- MCCP インテグレーションユーザに MC_Cycle_Plan_Target_vod オブジェクトのすべてのプルインフィールドに対する FLS 編集権限があることを確認します。
- MCCP インテグレーションユーザに MC_Cycle_vod オブジェクトの Calculate_Pull_Through_vod__c フィールドの FLS 編集権限があることを確認します。
- プルイン処理が必要な場合は、MC_Cycle_vod オブジェクトの Calculate_Pull_Through_vod__c フィールドを有効化します。
MCCP インテグレーションジョブが完了した後に、Calculate_Pull_Through_vod チェックボックスがクリアされます。
プルインフィールドに入力または再入力が必要な場合に、Veeva では、MC_Cycle_vod__c オブジェクトの Calculate_Pull_Through_vod フィールドだけを定期的に有効化することが推奨されています。サイクルのステータスを進行中に設定する準備ができている場合が良い例です。処理が集中し、MCCP 全体の計算量が増大し、処理期間が長くなるほか、SFDC ガバナ制限も超えるため、MCCP インテグレーションを実行する度に、この設定を行うためにワークフロールールまたは対象を作成することは推奨されません。
サポートされるフィールドタイプには以下が含まれます:
- 自動採番
- 数式
- チェックボックス
- 通貨
- データ
- DataTime
- メール
- 数字
- 割合 (%)
- 電話
- 選択リスト
- 選択リスト (複数選択可)
- テキスト
- テキスト領域
- URL
この機能は、オンラインおよび iPad のプラットフォームで使用可能です。
MCCP の製品指標プルインフィールドのサポート
マルチチャネルサイクルプランで製品目標の実行をサポートするには、MCCP データの確認時にターゲットに関連づけられた製品固有の指標を表示する必要があります。この機能は、Product_Metrics_vod オブジェクトから MCCP に属性を引き込むため、ユーザは製品目標とともに製品固有の指標を表示・フィルタリングすることができます。
例えば、Sarah Jones は、そのデータに基づいて活動を計画し、予定された活動を優先できるようにするために、Product_Metrics_vod オブジェクトから引き込まれた Cholecap のターゲットのセグメント化を表示します。
MCCP の製品指標プルインフィールドの設定
管理者およびエンドユーザに対してこの機能を有効にするには:
- 管理者およびエンドユーザに、MC_Cycle_Product_vod オブジェクトの Applicable_Product_Metrics_vod フィールドに対して FLS 参照権限を付与します。
- 管理者ユーザに、MC_Cycle_vod オブジェクトの Calculate_Pull_Through_vod フィールドに対して FLS 編集権限を付与します。
インテグレーションユーザに対してこの機能を有効にするには:
- Child_Account_vod オブジェクトに参照権限を付与します。
- MC_Cycle_Product_vod オブジェクトの Applicable_Product_Metrics_vod フィールドに、FLS 編集権限を付与します。
- MC_Cycle_vod オブジェクトの Calculate_Pull_Through_vod フィールドに、FLS 編集権限を付与します。
- Metric_Configuration_vod オブジェクトの以下のフィールドに対して少なくとも FLS 参照権限を付与します。
- 名前
- Active_vod
- Detail_Group_vod
- Detail_Topic_vod
- Product_Metrics_vod オブジェクトの次のフィールドに対して少なくとも FLS 参照権限を付与します:
- Account_vod
- Detail_Group_vod
- Location_vod
- Product_vod
- インテグレーションユーザに、Metric_Configuration_vod と Product_Metrics_vod オブジェクトに対するアクセス権限があることを確認します。
MCCP MCE 処理がプルインフィールドを計算できるように、MC_Cycle_vod オブジェクトで Calculate_Pull_Through_vod フィールドを有効化します。このフィールドが有効化されると、Product_Metrics_vod オブジェクトから引用された MC_Cycle_Plan_Product_vod オブジェクトのプルインフィールドは、既存のプルイン計算処理の一部として処理されます。
MCCP の製品指標プルインフィールドの使用
ユーザは、Product_Metrics_vod オブジェクトから引用されたプルインフィールド別に表示、並べ替え、フィルタリングを行うことができます。
プルインフィールドを作成するには:
Product_Metrics_vod オブジェクトから引用されたすべてのフィールドを、MC_Cycle_Plan_Product_vod オブジェクトで作成する必要があります。
- 以下のパラメータを使用して MC_Cycle_Plan_Product_vod オブジェクトにフィールドを作成します:
- フィールドラベル – 管理者の裁量で
- フィールド名および API 名 – zvod_PM_[SourceFieldName]
- 例: zvod_PM_Segmentation_vod
- DataType – ソースフィールドのデータタイプと一致する必要があります
- MCCP 管理者およびエンドユーザに、MC_Cycle_Plan_Product_vod オブジェクトの新規プルインフィールドに対して FLS 参照権限を付与します。
- MCCP インテグレーションユーザに、MC_Cycle_Plan_Product_vod オブジェクトの新規プルインフィールドに対して FLS 参照権限を付与します。
- MCCP インテグレーションユーザに、Product_Metrics_vod オブジェクトのソースフィールドに対して FLS 参照権限を付与します。
- デフォルトレコードタイプまたはデフォルトマスターに基づいて、MCCP エンドユーザのデフォルト MC_Cycle_Plan_Product_vod ページレイアウトに新規プルインフィールドを配置します。
Product_Metrics_vod オブジェクトから引用されたプルインフィールドは、以下の条件を使用して最初の一致により計算されます:
- Enable_Child_Account_vod Veeva 設定が「1」に設定されている場合
- ターゲットが子アカウントの場合、子アカウントは、Product_Metrics_vod オブジェクトの Location_vod フィールドに対する MC_Cycle_Plan_Target_vod オブジェクトに一致します。
- ターゲットが子アカウントではない場合、ターゲットは、Product_Metrics_vod オブジェクトの Account_vod フィールドに対する MC_Cycle_Plan_Target_vod オブジェクトに一致します。
- Enable_Child_Account_vod Veeva 設定が「1」に設定されていない場合
- MC_Cycle_Plan_Target_vod オブジェクトのターゲットを Product_Metrics_vod オブジェクトの Account_vod フィールドに一致させます。
- MC_Cycle_Plan_Product_vod オブジェクトのディテールグループは、Product_Metrics_vod オブジェクトの Detail_Group_vod フィールドに一致します。
- MC_Cycle_Plan_Product_vod オブジェクトの製品は、Product_Metrics_vod オブジェクトの Products_vod フィールドに一致します。
製品目標の以下の条件が満たされている場合、Product_Metrics_vod オブジェクトから引用されたプルインフィールドは、マイプランページに表示されます:
- デフォルトレコードタイプまたはデフォルトマスターに基づいて、エンドユーザのデフォルト MC_Cycle_Plan_Product_vod ページレイアウトにプルインフィールドが設定されている
- 製品目標の MC_Cycle_Product_vod 関連レコードの Applicable_Product_Metrics_vod フィールドにプルインフィールドが、カンマ区切りリストで存在する
MC_Cycle_Product_vod オブジェクトの Applicable_Product_Metrics_vod フィールドには、MC_Cycle_Product_vod レコードのディテールグループと製品に適用される Product_Metrics_vod から引用されたプルインフィールドのカンマ区切りリストが含まれています。このフィールドは、MCCP MCE 処理により計算され、Metric_Configuration_vod オブジェクトに基づきます。