サイクルプランバッチ処理の有効化

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従来のサイクルプランは、コールおよび詳細に基づいて夜間に更新できます。スケジュールされているジョブの処理が実行されるときに、サイクルプランのターゲットに対してすべてのコールでカリキュレーションが行われ、「実際」の数が更新されます。これにより、お客様のカスタムコード (Apex クラス画面での作成または表示やジョブのスケジュールでの使用など) を統合しやすくなります。また、標準の Apex クラスが参照用のバックアップとして保持されます。

サイクルプランバッチ処理の設定

この機能を有効化する前に初期設定を完了させておきます。

従来のサイクルプランバッチ処理を有効化するには:

  1. システム管理者プロファイルが以下の 2 つのクラスに対するアクセス権限を持っていることを確認してください: 
  • VEEVA_BATCH_CYCLE_PLAN_CALC
  • VEEVA_BATCH_CYCLE_PLAN_CALC_CALLS
  1. Schedulable を実装する Apex クラスを作成します。このクラスは上記の 2 つのクラスのインスタンスを作成できる必要があります。また、所属組織のニーズに合うよう、このクラスにビジネスロジック (保存済みコールおよび送信済みコールのトラッキングなど) を追加することもできます。クラスの例は以下の通りです: 

global class scheduleCallCalc implements Schedulable{

global void execute(SchedulableContext sc) {

/* 所属組織に対して何らかの事前処理を実行すると

以下の 2 つの機能がコールされます*/

VEEVA_BATCH_CYCLE_PLAN_CALC b = new VEEVA_BATCH_CYCLE_PLAN_CALC();

database.executebatch(b,100);

VEEVA_BATCH_CYCLE_PLAN_CALC_CALLS c = new VEEVA_BATCH_CYCLE_PLAN_CALC_CALLS ();

database.executebatch(c,100);

}

}

  • このジョブを定期的に実行するようにスケジュールを行う必要があります:
  • Apex クラスページで [Apex のスケジュール] ボタンをクリックします。
  • ジョブに名前をつけます。
  • 上記で作成したクラスを選択します。
  • ジョブの実行頻度を設定します。処理の実行はピーク時以外の時間帯に行うことをお勧めします。

ビジネスプロセスで実施済みのコール数およびディテール数の集計ロジック変更が必要な場合は、上記のクラスを新しいクラスにコピーして、お客様名などの識別子を接頭辞につけてください。

標準クラスを変更する処理は以下のようになります:

  1. VEEVA_BATCH_CYCLE_PLAN_CALC および VEEVA_BATCH_CYCLE_PLAN_CALC_CALLS Apex クラスをコピー (および名前変更) します。
  2. クローンのクラス内でロジックを変更して、組織内で採用されている固有のビジネスルールを構成します

このようなロジック変更の例では、ディテールタイプのコールのみをカウントできます

  • バッチジョブのスケジュールを行うには、scheduleCallCalc のコピーを作成して新しいクラスを参照してください。

サイクルプランのバッチ処理の使用

サイクルプランのバッチ処理が実行されると、CALC_CYCLE_PLAN_vod Veeva 設定の条件を満たすアクティブなサイクルプランが処理され、最近の活動を反映するようにサイクルプランの計算が更新されます。

対象となるサイクルプランについては、サイクルプランターゲットレコードの以下のフィールドが更新されます。

  • Actual Calls(実コール数) – 対象アカウントに対して、CALC_CYCLE_PLANS_ACTUAL Veeva メッセージの条件に一致する完了済みコールの件数です。デフォルトでは、コール日がサイクルプランの開始日と終了日の範囲内にあり、かつサイクルプランに割り当てられたテリトリーと一致する、保存済みまたは送信済みのコールが含まれます。
  • Scheduled Calls(予定コール数) – 対象アカウントに対して、CALC_CYCLE_PLANS_SCHEDULED Veeva メッセージの条件に一致する、予定されている(未完了の)コールの件数です。デフォルトでは、サイクルプランの開始日と終了日の範囲内で、コール日が現在日より後、かつサイクルプランに割り当てられたテリトリーと一致する予定コールが含まれます。
  • Total Actual Calls(実コール合計) – 対象アカウントについて、テリトリーに関係なく、サイクルプラン期間内に完了したコールの総数。
  • Total Scheduled Calls(予定コール合計) – 対象アカウントについて、テリトリーに関係なく、サイクルプラン期間内に予定されたコールの総数。

製品詳細の目標が定義されている場合(サイクルプランターゲットレコードの 予定詳細フィールドに値が入力されている場合)、以下のフィールドが更新されます。

  • Actual Details(実詳細数) – 対象アカウントについて、サイクルプラン詳細で指定された製品に関し、CALC_CYCLE_PLANS_ACTUAL Veeva メッセージの条件に一致する製品詳細付きコールの件数。デフォルトでは、コール日がサイクルプランの開始日と終了日の範囲内にあり、かつサイクルプランに割り当てられたテリトリーと一致する、保存済みまたは送信済みのコールが含まれます。
  • Scheduled Details(予定詳細数) – 対象アカウントについて、CALC_CYCLE_PLANS_SCHEDULED Veeva メッセージの条件に一致する、予定されている製品詳細付きコールの件数。デフォルトでは、サイクルプランの開始日と終了日の範囲内で、コール日が現在日より後、かつサイクルプランに割り当てられたテリトリーと一致する予定コールが含まれます。

製品詳細の総目標が定義されている場合(サイクルプラン詳細レコードの Planned Total Details フィールドに値が入力されている場合)、テリトリーに関係なく、サイクルプラン期間内の製品詳細付きコールすべてを対象として、以下の追加フィールドが更新されます。

  • Total Actual Details(実詳細合計) – 製品詳細付きコールの総数
  • Total Scheduled Details(予定詳細合計) – 製品詳細付き予定コールの総数