プレゼンテーションの移行

管理者は、組織から別の組織にプレゼンテーション全体を転送することができます。あるエージェンシーが開発サンドボックスでプレゼンテーションの開発を完了すると、そのプレゼンテーションはメディカル、リーガル、およびレギュレーションのレビューのためにお客様のテスト環境にコピーすることができます。同様に、一旦プレゼンテーションのレビューが済んで本番環境への移行準備が整ったタイミングで、プレゼンテーションおよびそのすべてのレコードが本番環境に移行します。

この機能は CLM Vault インテグレーションではサポートされていません。Vault での CLM コンテンツの管理方法に関する情報については、Vault ヘルプをご覧ください。

移行ボタンを設定する

管理者がプレゼンテーションを移行できるようにするには:

  1. 管理者に Migrate_CLM_Presentation_vod VisualForce ページへのアクセス権限と、以下の権限を付与します:
    オブジェクトOLSレコードタイプフィールドFLS
    CLM_Presentation_vodCRU該当なし該当なし該当なし
    CLM_Presentation_Slide_vodCRUD該当なし該当なし該当なし
    Key_Message_vodCRU該当なし該当なし該当なし
    Message_vodR該当なし該当なし該当なし
    Product_vodRExternal_ID_vod参照

    Survey_vod (調査に CLM を使用する場合)

    R

    External_ID_vod

    参照

  2. Migrate_vod ボタンを適切な CLM_Presentation_vod オブジェクトページレイアウトに追加します。

すべての CLM_Presentation_vod レコードについて、関連する CLM_Presentation_Slide_vod と Key_Message_vod レコードが移行先組織に移行されます。移行先組織にオブジェクトがある場合、これらのオブジェクトは上書きされます。各レコードの外部 ID を使用して重複が特定されます。移行が正常に行われるように、外部 ID を各ソースレコードに入力する必要があります。移行は、サポートされるオブジェクトの以下の ID フォール度を使用します:

  • CLM プレゼンテーション – Presentation_Id_vod
  • CLM プレゼンテーションスライド – External_ID_vod
  • キーメッセージ – Media_File_Name_vod
  • 製品 – External_ID_vod
  • 調査 – External_ID_vod
  • ディレクトリ – External_ID_vod

データの整合性を保つため、移行元組織のフィールド (CLM_Presentation_vod、CLM_Presentation_Slide_vod、Key_Message_vod のオブジェクトのフィールド) は移行先組織のフィールドのサブセットではない必要があります。元組織のフィールド数の方が多い場合、移行処理によって移行先組織に移行フィールドの値を挿入する場所がないことを示す警告が表示されます。

移行で警告が表示された場合、ユーザは続行またはキャンセルを選択できます。エラーがある場合には、移行を実行するためにユーザはエラーを修復する必要があります。

代理認証を使用したプレゼンテーションの移行

お客様が代理認証を使用して所属組織にサインインする場合、Veeva 設定「DESTINATION_AUTHENTICATION_ENDPOINTS」を使用することができます。この設定は CLM プレゼンテーション移行ページを設定するための対応する Veeva メッセージを指し、標準の「生産」および「サンドボックス」の選択肢以外に追加の認証エンドポイントを選択することができます。

この機能を有効にするには、次の形式でエンドポイントを追加して DESTINATION_AUTHENTICATION_ENDPOINTS Veeva Message を編集します。

  • <エンドポイント名1>,<認証 URL1>,<適用先 URL1>;<エンドポイント名2>,<認証 URL2>,<適用先 URL2>;...

SAML を使用している場合は、エンドポイントに 3 つすべてのパラメータを入力してください。OpenToken を使用している場合は、APPLIES TO URL パラメータを NULL に設定します。

エンドポイント名は、エンドユーザに対して表示され、コンマとセミコロンは使用できません。

詳しくは、代理認証をご覧ください。