カスタムプレゼンテーションの使用
- CRM デスクトップ (Mac、Windows)
- iPad
ユーザは、メディアライブラリの既存のプレゼンテーションスライドからカスタマイズされたプレゼンテーションの作成と管理を行い、対象アカウントにカスタマイズしたメッセージを提供することができます。これらのプレゼンテーションは、後でその他のインタラクティブコールに使用するために保存することができます。
この機能を使用するには初期設定を完了させておきます。
ユーザは、どのような方法であれ、カスタム設定のプレゼンテーションのコンテンツを変更することはできません。
カスタムプレゼンテーションは、CLM_Presentation_vod オブジェクトレコードの Type_vod 選択リストにあるカスタムという値で定義されます。
この Type_vod 値は自動的に設定されるため、変更しないでください。管理者は、Type_vod フィールドをそれがエンドユーザに表示される CLM_Presentation_vod ページレイアウトに追加してはいけません。
カスタムプレゼンテーションの無効化
管理者は、初期設定で付与された権限を削除することで、カスタムプレゼンテーションを無効化できます。
エンドユーザに対してカスタムプレゼンテーションを無効化するには:
- 以下の権限を削除します:
オブジェクト
OLS
レコードタイプ
フィールド
FLS
CLM_Presentation_vod
CUD
-
Mobile_ID_vod
Status_vod
Type_vod
編集
CLM_Presentation_Slide_vod
CUD
-
- Mobile_ID_vod
- Sub_Presentation_vod
編集
CLM_Presentation_vod のセキュリティ > 共有設定に進み、デフォルト内部アクセスの非公開を選択解除し、階層を使用したアクセス権限の付与チェックボックスを選択します。これにより、CLM_Presentation_vod の子である CLM_Presentation_Slide_vod オブジェクトの設定も定義されます。
コンテンツ管理者が作成したプレゼンテーションへのアクセス権限をエンドユーザに付与する共有ルールを削除します。例えば、Type_vod != Custom のようになります。
ユーザが複数の製品を持つキーメッセージをカスタムプレゼンテーションに追加できないようにするには:
- カスタム設定 > Veeva 設定に進みます。
- マージを選択します。
- 編集を選択します。
- MULTI_PROD_USER_DEFINED_PRESENTATION_vod Veeva 設定のチェックボックスの選択を解除します。
エンドユーザがカスタムプレゼンテーションを作成すると自動的にサブプレゼンテーションが追加される設定を無効にするには:
- CLM_Presentation_Slide_vod オブジェクトの Mandatory_Slides_vod フィールドに対するエンドユーザの FLS 編集権限を削除します。
- カスタム設定 > マルチチャネル設定に進みます。
- マージを選択します。
- 編集を選択します。
- ENHANCED_SUB_PRESENTATIONS_vod マルチチャネル設定に値「0」を入力します。
カスタムプレゼンテーションの作成および管理
ユーザは、メディアライブラリのその他のアクションボタンからマイプレゼンテーションの管理に進み、プレゼンテーションを作成したり、既存のプレゼンテーションを編集または削除したりすることができます。ユーザは、本社や他のユーザが作成したプレゼンテーションを変更することはできません。
カスタムプレゼンテーションの作成
カスタムプレゼンテーションを作成するには:
- メディアライブラリに進みます。
- その他の操作ボタンをクリックします。
- マイプレゼンテーションの管理を選択します。
- + ボタンを選択します。
- プレゼンテーションについて適切な情報を入力します: 次に進むには必須フィールドを入力してください。
- 完了を選択します。
- 左の列に表示される既存のプレゼンテーションから適切なスライドを追加します。製品フィルタから製品を選択して、特定の製品に利用可能なすべてのスライドを表示します。スライドのサムネイルを長押しし、適切な位置にドラッグしてリリースするとスライドの位置を変えることができます。スライドのサムネイルの赤色のマイナスボタンを選択するとスライドを削除できます。
新規プレゼンテーションに最初に選択されるスライドによって、プレゼンテーションが割り当てられる製品が決まります。
- 保存を選択します。
カスタムプレゼンテーションの編集
カスタムプレゼンテーションのプロパティを編集するには:
- メディアライブラリに進みます。
- その他の操作ボタンをクリックします。
- マイプレゼンテーションの管理を選択します。
- 適切なプレゼンテーションのサムネイルを選択します。
- その他の操作ボタンをクリックします。
- プロパティの編集ボタンを選択します。
- 適切な情報を更新します。
- 保存を選択します。
カスタムプレゼンテーションのスライドを編集するには:
- メディアライブラリに進みます。
- その他の操作ボタンをクリックします。
- マイプレゼンテーションの管理を選択します。
- 適切なプレゼンテーションのサムネイルを選択します。
- その他の操作ボタンをクリックします。
- スライドの追加ボタンを選択します。
- 適切なスライドを追加、再配置、削除します。
- 保存を選択します。
カスタムプレゼンテーションの削除
カスタムプレゼンテーションを削除すると、対応する CLM_Presentation_vod レコードが失効し、メディアライブラリから削除されます。
カスタムプレゼンテーションを削除するには:
- メディアライブラリに進みます。
- その他の操作ボタンをクリックします。
- マイプレゼンテーションの管理を選択します。
- 適切なプレゼンテーションのサムネイルを選択します。
- その他の操作ボタンをクリックします。
- 削除を選択します。
- はいを選択します。
カスタムプレゼンテーションにサブプレゼンテーションを追加する
この機能は、日本の製薬会社が JPMA の業界ガイドラインに準拠する際に役立ちます。
サブプレゼンテーションは、安全性や試験結果などのコンテンツを含む必須スライドがセットになったものです。これらの必須スライドは、HCP にプレゼンテーションする目的のメインコンテンツの前に表示させる必要があります。詳細はサブプレゼンテーションスライドの定義をご確認ください。
定義済みサブプレゼンテーション付きのスライドがカスタムプレゼンテーションに追加されると、サブプレゼンテーションはカスタムプレゼンテーションにも追加されるため、ユーザはサブプレゼンテーションの各スライドを個別にカスタムプレゼンテーションに追加する必要がありません。ユーザは、サブプレゼンテーション内でスライドを表示・再配置することができます。
カスタムプレゼンテーションがディテーリングされている場合、スライドもディテーリングすることができます。サブプレゼンテーションスライドのディテーリングは、CLM メディアプレーヤーでは強制されません。
特記事項
- ユーザは、どのような方法であれ、そのコンテンツ自体を変更することはできません。
- ユーザは、カスタムプレゼンテーションにナビゲーション動作が組み込まれたスライドを追加することはできますが、ナビゲーション動作自体を変更することはできません
- サブプレゼンテーションを含むスライドがカスタムプレゼンテーションに追加された場合、サブプレゼンテーションはカスタムプレゼンテーションにも追加されます