Veeva カスタム設定

管理を効率化するため、Veeva CRM は Salesforce カスタム設定または Veeva 設定を使用します。

グローバルおよびプロファイルレベルの設定のみがサポートされます。ユーザレベルの設定はサポートされていません。

Veeva カスタム設定を設定する

以下に Veeva 設定の設定手順の概要をまとめました:

  • Veeva 設定では、カスタムオブジェクトと同じく、組織またはプロファイルに対して固有のアプリケーション動作を定義できます。現在、Veeva 設定は Veeva CRM アプリケーションによってアカウント単純階層、保存時のコールレポートサンプル、および新規レコードタイプウィザードの関係自動作成の設定に使用されています。
  • Veeva 設定は、組織または特定のプロファイルに対する設定をカスタマイズする組み込みロジックを使用します。ロジックは現在のユーザの組織およびプロファイルをチェックして、もっとも固有性が高い値、またはもっとも抽象度の低い設定を返します。組織の設定よりもプロファイルの設定が優先されます。

Veeva 設定を表示または編集するには:

  1. Lightning の設定 > カスタムコード > カスタム設定または Salesforce Classic の設定 > 開発 > カスタム設定に進みます。
  2. Veeva 設定を選択します。
  3. マージを選択します。
  4. 1 つまたは複数の Veeva 設定に組織レベルの変更を行うには、編集を選択します。
  5. 保存を選択します。

Veeva 設定詳細ページの表示中は、カスタムフィールドセクションのレコードリストに構成設定と文字列 (ラベル、エラーメッセージなど) の両方が表示されます。構成設定だけは Veeva 設定から変更する必要があります。アプリケーションによって参照される文字列は、引き続き Veeva メッセージオブジェクトを使用して管理されます。詳しくは、Veeva メッセージを参照してください。

プロファイル固有の Veeva カスタム設定の設定

プロファイル固有の Veeva 設定を作成するには、以下の手順を実行してください:

管理者は、以下の手順を使用して他のプロファイル固有カスタム設定を設定することができます (例: Approved Email 設定、マルチチャネル設定)。

  1. Lightning の設定 > カスタムコード > カスタム設定または Salesforce Classic の設定 > 開発 > カスタム設定に進みます。
  2. Veeva 設定を選択します。
  3. マージを選択します。
  4. 新しいカスタム設定レコードを追加するには、新規を選択します。
  5. ロケーションタイプがプロファイルに設定されていることを確認します。
  6. ロケーション検索を選択して、目的のプロファイルを選択します。
  7. 変更したい各 Veeva 設定に適切な値を設定します。
  8. 保存を選択します。

カスタム設定の必須 Apex クラス

カスタム設定へのアクセスを制限するスキーマ設定が有効化されている場合、Salesforce の Veeva が提供するカスタム設定にアクセスするには、すべてのユーザは VeevaSettingsService Apex クラスへのアクセス権限が必要です。

Veeva は、カスタム設定権限を付与するためにプロファイル固有のカスタム設定定義を使用することを推奨していません。プロファイル固有のカスタム設定がプロファイルで有効化されている場合、プロファイルに Veeva が提供するすべてのカスタム設定セットに対するアクセス権限があることを確認してください。

Veeva 設定および Veeva メッセージ

プロファイルレベルの Veeva 設定を使用する場合、Veeva_Settings_vod__c Veeva 設定に VMOC の拡張同期設定を有効化します。これにより、連携時にユーザがプロファイルを切替えた際に強制更新が無効になります。

  • ロングテキスト領域フィールドタイプが必要なテキストを含む Veeva メッセージについては、特殊なロジックが適用されます (このロジックはロングテキスト領域をサポートしていない設定オブジェクトの制限のために設けられたものです):
  • Veeva 設定は次の形式のテキストを含みます: <Veeva メッセージ名>;;<Veeva メッセージカテゴリ>
  • 設定は、設定のテキスト内で示されるカテゴリの Veeva メッセージを指します。
  • 設定の実際の値は、Veeva メッセージ内で設定されます。
  • プロファイルレベルの設定は適用可能ですが、各設定から指される Veeva メッセージの別のコピーを作成する必要があります。
  • 各 Veeva 設定は、元の Veeva メッセージ名で表示されます。
  • すべての設定に対して有効な Veeva メッセージは、新しい Veeva 設定に自動的に移行されます。つまり、カスタマイズ結果は自動的にデフォルト値として適用されるため、管理者アクションは不要です。
  • 個別の設定の説明は、Veeva 設定に進み、カスタムフィールドセクションの設定名をクリックすると表示されます。
  • 組織レベルの Veeva 設定は削除できません。
  • 新しいカスタム設定を作成する場合、ロケーションタイプ選択リストにユーザとプロファイルの両方が選択肢として表示されます。現在、プロファイルは Veeva CRM によってサポートされている唯一の選択肢です。
  • Veeva 設定に関連付けることができるプロファイルは 1 つのみです。
  • Veeva メッセージとは異なり、Veeva 設定の変更はアップグレード時に上書きされません。
  • Veeva設定の変更をすぐに有効にしたい場合は Veeva キャッシュのクリアをお勧めしますが、設定の変更を適用するために必須の作業ではありません。
  • Veeva CRM Mobile iPad または Windows Tablet Edition でプロファイル固有の設定を使用する場合は、Veeva メッセージの VMobile オブジェクト設定行にある WHERE 句に以下を追加して、適用されるプロファイル固有設定のみが同期されるようにします。WHERE SetupOwnerId in (@@VOD_SF_PROFILEID@@, @@VOD_MY_ORGID@@)

推奨トピック

Veeva 設定の全リストは、付録 A: カスタム設定を参照してください。