イベント参加ルール
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イベント参加ルールにより、管理者はイベントに追加する被験者に関連する統合ルールを設定できます。これらのルールを作成することで、イベントオーガナイザーはコンプライアンスを維持しながら、イベントの物流を準備する時間を削減できます。
参加ルールにはいくつかのタイプが存在しますが、これらはそれぞれ国およびイベントタイプごとに制御することができます。
- 被験者 1 人当たりの参加制限ルール – イベントタイプごとに定義された期間内に被験者を招待することができるイベント数を制限する
- 被験者 1 人当たりの複数イベント参加制限ルール – すべてのイベントタイプで定義された期間内に被験者を招待することができるイベント数を制限する
- 食事オプトインに関する参加制限ルール – 被験者がオプトインした食事回数に基づいて、定義された期間に被験者をイベントに追加できるかどうかを制限する
- 複数イベントでの食事オプトインに関する参加制限ルール – 被験者がオプトインした食事回数に基づいて、定義された期間に被験者をすべてのイベントタイプに追加できるイベント数を制限する
- イベント 1 件当たりの参加制限ルール – イベントに追加できる被験者数を制限する
例えば Sarah Jones は講演者プログラムを計画しており、3 人の被験者: Clinton Ackerman、Bob Adams、Rose Antonucci を追加します。Sarah が承認のためイベントを送信すると、管理者が事前に作成した一連の参加ルールが、違反をチェックするために実行されます。Clinton Ackerman は暦年中にすでに他の講演者プログラムに参加しているため、ルール違反となります。Sarah は、Ackerman 博士を被験者から削除しなければ計画を継続できないというシステムメッセージを受領します。
これらのルールタイプの詳細は、参加ルールの例をご覧ください。
特記事項
- ルールは、違反したイベントオーガナイザーに警告を行うか、違反が修正されるまで処理を禁止するよう設定することができます
前提条件
参加ルールの設定
参加ルールを設定するには:
管理者に以下の追加権限を付与します:
オブジェクト
OLS
レコードタイプ
フィールド
FLS
EM_Business_Rule_vod
CRUD
- EM_Per_Attendee_Attendance_Limit_Rule_vod
- EM_Meal_Opt_In_Attendance_Limit_Rule_vod
- EM_Per_Event_Attendance_Limit_Rule_vod
- EM_Cross_Event_Per_Attendee_Attendance_Limit_Rule_vod
- EM_Cross_Event_Meal_Opt_In_Attendance_Limit_Rule_vod
- Attendee_Account_Type_vod
- Per_Event_Topic_vod
- Limit_Quantity_vod
- Global_Rule_vod
- Date_Threshold_Type_vod
- Rolling_Period_vod
- Attendee_Status_vod
- Warning_Type_vod
- Warning_Text_vod
- Comment_Required_vod
編集
EM_Business_Rule_Configuration_vod
CRUD
すべてのレコードタイプ
- Limit_Quantity_vod
- Maximum_Quantity_vod
- Minimum_Quantity_vod
編集
EM_Attendee_vod
CRUD
–
Attendee_Account_Type_vod
参照
EM_Event_Override_vod
CRUD
EM_Business_Rule_Soft_Warning_On_Action_vod
- Warning_Text_vod
- EM_Attendee_vod
- Veeva_ID_vod
編集
エンドユーザに以下の追加権限を付与します:
オブジェクト
OLS
レコードタイプ
フィールド
FLS
EM_Business_Rule_vod
R
- EM_Per_Attendee_Attendance_Limit_Rule_vod
- EM_Meal_Opt_In_Attendance_Limit_Rule_vod
- EM_Per_Event_Attendance_Limit_Rule_vod
- EM_Cross_Event_Per_Attendee_Attendance_Limit_Rule_vod
- EM_Cross_Event_Meal_Opt_In_Attendance_Limit_Rule_vod
- Attendee_Account_Type_vod
- Per_Event_Topic_vod
- Limit_Quantity_vod
- Global_Rule_vod
- Date_Threshold_Type_vod
- Rolling_Period_vod
- Attendee_Status_vod
- Warning_Type_vod
- Warning_Text_vod
- Comment_Required_vod
参照
EM_Business_Rule_Configuration_vod
R
すべてのレコードタイプ
- Limit_Quantity_vod
- Maximum_Quantity_vod
- Minimum_Quantity_vod
参照
EM_Attendee_vod
CRUD
–
Attendee_Account_Type_vod
参照
EM_Event_Override_vod
CRUD
EM_Business_Rule_Soft_Warning_On_Action_vod
- Comment_vod
- Comment_Box_vod
- Event_vod
- Event_Action_vod
- Warning_Text_vod
- EM_Attendee_vod
- Veeva_ID_vod
編集
管理者とエンドユーザに以下の Apex クラスに対するアクセス権限を付与します:
- VeevaEmBusRuleModel
- VeevaEmBusRuleUtils
- VeevaEmBusRuleAttendee
参加ルールの作成
すべてのイベントルールは、イベントビジネスルールタブから作成されます。EM_Event_Business_Rule_vod レコードの選択済みレコードタイプは、管理者が入力する必要があるフィールドを決定します。
- イベントビジネスルールタブに進みます。
適切なレコードタイプでイベントルールを作成します。
- EM_Per_Attendee_Attendance_Limit_Rule_vod
- EM_Meal_Opt_In_Attendance_Limit_Rule_vod
- EM_Per_Event_Attendance_Limit_Rule_vod
- EM_Cross_Event_Per_Attendee_Attendance_Limit_Rule_vod
- EM_Cross_Event_Meal_Opt_In_Attendance_Limit_Rule_vod
- 次へを選択します。
以下のフィールドを入力します。
- 名前
Attendee_Account_Type_vod – EM_Attendee_vod オブジェクトの Attendee_Account_Type_vod 数式フィールドに基づいて、指定されたアカウントタイプのみに一致するようルールを制限します。空白の場合、ルールは Attendee_Account_Type_vod フィールドが NULL でないすべての被験者に適用されます。次の形式を使用します:
出席者アカウントタイプ 1;;出席者アカウントタイプ 2
このフィールドは、入力されたイベントステータスおよび被験者ステータスに API 名を使用します。例: ;;Professional_vod;;Prescriber_vod;;
Attendee_Status_vod – 以下の形式を使用して、ルールを適用する被験者ステータスおよびイベントステータスの組み合わせを定義します。
;;イベントステータス 1:被験者ステータス 1,被験者ステータス 2;;イベントステータス 2:被験者ステータス 1;;
このフィールドは、入力されたイベントステータスおよび被験者ステータスに API 名を使用します。例: ;;Approved_vod:Invited_vod,Accepted_vod;;Closed_vod:Attended_vod;;
イベント 1 件当たりの参加制限タイプルールには、代わりに以下の構文を使用します: ;;被験者ステータス 1;;被験者ステータス 2;;
- Global_Rule_vod – イベントビジネスルール設定レコードを介して関連付けられた国に関係なく、ルールをすべての国に適用します。このフィールドは、レコード作成後に編集することはできません。
- Warning_Type_vod – ハードワーニングまたはソフトワーニングを選択します。ディテールは、警告テキストとトークンを参照してください。
- Warning_Text_vod – このルールが違反された場合に Veeva メッセージを表示します。ディテールは、警告テキストとトークンを参照してください。
- Comment_Required_vod – 警告タイプがソフトワーニングの場合にのみ表示されます。以下のいずれかのオプションを選択します。
- 必須 – ソフトワーニングを却下する際、オーガナイザーはコメントを残す必要があります
- オプション – ソフトワーニングを却下する際、オーガナイザーはコメントを残すことができます
- 非表示 – コメントボックスは表示されません
- Run_Rule_Event_Action_vod – 適切なボタン名を入力します。イベントオーガナイザーがボタンを選択すると、ルールが実行されます。ボタン名は 1 つだけ入力し、以下のボタンは使用しないでください。
- Attendee_Reconciliation_vod
- Cancel_Event_vod
- Generate_Invitations_vod
- Generate_Sign_In_vod
- Manage_Attendees_vod
- Manage_Attendees_Hub_vod
- Preview_Event_QR_Code_vod
- Record_a_Call_vod
- Reschedule_vod
- Schedule_Engage_vod
- Send_Email_vod
- Start_Webinar_vod
- Submit_to_Cvent_vod
- View_Signatures_vod
選択されたレコードタイプに基づいて、以下の追加フィールドを入力します:
ルールレコードタイプ
追加フィールド
説明
EM_Per_Attendee_Attendance_Limit_Rule_vod
Per_Event_Topic_vod
選択すると、トピックに対して Limit_Quantity_vod および Rolling_Period_vod フィールドを個別に適用します。
例えば HCP がトピックごとに 1 年間で参加できるイベントは 2 件のみです。
このチェックボックスが選択されていない場合、Limit_Quantity_vod および Rolling_Period_vod フィールドをすべてのトピックのイベントに適用します。
Date_Threshold_Type_vod
ルールのしきい値の時間枠を定義します。
以下のいずれかを選択します。
- Rolling_vod – ディテールは Rolling_Period_vod を参照してください。
- Calendar_Month_vod – 同じ暦月にスケジュールされたイベントの前後にイベントに適用する制限の状態
- Calendar_Year_vod – 同じ暦年にスケジュールされたイベントの前後にイベントに適用する制限の状態
Rolling_Period_vod
連続期間を日数で定義します。
このフィールドは、スケジュールされたイベントの前後に定義された日数を適用します。
このフィールドは、Date_Threshold_Type_vod に Rolling_vod が選択された場合のみ入力する必要があります。
EM_Cross_Event_Per_Attendee_Attendance_Limit_Rule_vod
Per_Event_Topic_vod
選択すると、トピックに対して Limit_Quantity_vod および Rolling_Period_vod フィールドを個別に適用します。
例えば HCP がトピックごとに 1 年間で参加できるイベントは 2 件のみです。
このチェックボックスが選択されていない場合、Limit_Quantity_vod および Rolling_Period_vod フィールドをすべてのトピックのイベントに適用します。
Limit_Quantity_vod
ルールを違反する前に、被験者を招待することができたイベント数を定義します。
Date_Threshold_Type_vod
ルールのしきい値の時間枠を定義します。
以下のいずれかを選択します。
- Rolling_vod – ディテールは Rolling_Period_vod を参照してください。
- Calendar_Month_vod – 同じ暦月にスケジュールされたイベントの前後にイベントに適用する制限の状態
- Calendar_Year_vod – 同じ暦年にスケジュールされたイベントの前後にイベントに適用する制限の状態
Rolling_Period_vod
連続期間を日数で定義します。
このフィールドは、スケジュールされたイベントの前後に定義された日数を適用します。
このフィールドは、Date_Threshold_Type_vod に Rolling_vod が選択された場合のみ入力する必要があります。
EM_Meal_Opt_In_Attendance_Limit_Rule_vod
Per_Event_Topic_vod
選択すると、トピックに対して Limit_Quantity_vod および Rolling_Period_vod フィールドを個別に適用します。
例えば HCP がトピックごとに 1 年間で参加できるイベントは 2 件のみです。
このチェックボックスが選択されていない場合、Limit_Quantity_vod および Rolling_Period_vod フィールドをすべてのトピックのイベントに適用します。
Date_Threshold_Type_vod
ルールのしきい値の時間枠を定義します。
以下のいずれかを選択します。
- Rolling_vod – ディテールは Rolling_Period_vod を参照してください。
- Calendar_Month_vod – 同じ暦月にスケジュールされたイベントの前後にイベントに適用する制限の状態
- Calendar_Year_vod – 同じ暦年にスケジュールされたイベントの前後にイベントに適用する制限の状態
Rolling_Period_vod
連続期間を日数で定義します。
このフィールドは、スケジュールされたイベントの前後に定義された日数を適用します。
このフィールドは、Date_Threshold_Type_vod に Rolling_vod が選択された場合のみ入力する必要があります。
EM_Cross_Event_Meal_Opt_In_Attendance_Limit_Rule_vod
Per_Event_Topic_vod
選択すると、トピックに対して Limit_Quantity_vod および Rolling_Period_vod フィールドを個別に適用します。
例えば HCP がトピックごとに 1 年間で参加できるイベントは 2 件のみです。
このチェックボックスが選択されていない場合、Limit_Quantity_vod および Rolling_Period_vod フィールドをすべてのトピックのイベントに適用します。
Limit_Quantity_vod
被験者がルールを違反する前に、オプトインすることができた食事回数を定義します。
Date_Threshold_Type_vod
ルールのしきい値の時間枠を定義します。
以下のいずれかを選択します。
- Rolling_vod – ディテールは Rolling_Period_vod を参照してください。
- Calendar_Month_vod – 同じ暦月にスケジュールされたイベントの前後にイベントに適用する制限の状態
- Calendar_Year_vod – 同じ暦年にスケジュールされたイベントの前後にイベントに適用する制限の状態
Rolling_Period_vod
連続期間を日数で定義します。
このフィールドは、スケジュールされたイベントの前後に定義された日数を適用します。
このフィールドは、Date_Threshold_Type_vod に Rolling_vod が選択された場合のみ入力する必要があります。
イベント 1 件当たりの参加制限タイプルールは、追加フィールドは必要ありません。
- 保存を選択します。
参加ルール設定の作成
イベントルールが作成されると、管理者は関連づけられた EM_Business_Rule_Configuration_vod レコードを作成して、ルールを適用するイベントタイプ、国、および期間を決定します。
イベントルールを EM_Business_Rule_Configuration_vod レコードに関連付けるには、以下のフィールド値を持つ適切なビジネスルールのビジネスルール設定関連リストから EM_Business_Rule_Configuration_vod レコードを作成します。
- Event_Business_Rule_vod – 適切なイベントルールを自動的に入力します
- Event_Type_vod – イベントルールが適用される適切な EM_Event_vod レコードタイプを入力します
- Country_vod – ルックアップを使用して適切な Country_vod レコードを選択しますこのフィールドは、Global_Rule_vod チェックボックスが選択されている場合表示されません。
- Rule_Start_Date_vod – ルールの動作期間の開始日を定義します
- Rule_End_Date_vod – ルールの動作期間の終了日を定義します
- Limit_Quantity_vod – 指定された期間中、被験者が不適格になる前に受けた食事の回数または招待されたイベントの件数を制限します。このフィールドは、複数イベントまたはイベント1 件あたりの参加タイプルールには適用されません。
- Minimum_Quantity_vod – イベントに許可されている被験者の最小数を設定するため、イベント 1 件あたりの参加タイプルールによって使用されます。イベント 1 件あたりの参加ルールのみに適用されます。
- Maximum_Quantity_vod – イベントに許可されている被験者の最大数を設定するため、イベント 1 件あたりの参加タイプルールによって使用されます。イベント 1 件あたりの参加ルールのみに適用されます。
Event_Type_vod、Event_Business_Rule_vod、および Country_vod の組み合わせごとに有効なビジネスルール設定は 1 つのみです。
参加ルールの実行順序の定義
多くの参加ルールは、承認申請の際など、同じイベントアクションで実行するよう設定できます。送信複数の参加ルールを一度にトリガーする場合、厳しい警告の警告タイプがあるルールが先に実行されます。
複数の厳しい警告タイプの参加ルールを一度にトリガーする場合、被験者が定義したアカウントタイプに一致する場合には Attendee_Account_Type_vod が入力されたルールが先に実行されます。
例えばルール A とルール B を同時にトリガーし、どちらも厳しい警告タイプのルールだとします。
ルール A の Attendee_Account_Type_vod フィールドは Null、ルール B の Attendee_Account_Type_vod フィールドは Prescribers_vod です。Clinton Ackerman は KOL タイプのアカウントなので、ルールを実行する際にはルール A が先に実行されます。Bob Adams は処方者なので、ルールを実行する際にはルール B が先に実行されます。
イベント 1 件当たりの参加アカウントタイプロジック
複数のルールを同時に実行する際、イベント 1 件あたりの参加タイプルールには特定のロジックがあります。例:
ルール A にはイベントの処方者が 1~3 名の Prescribers_vod の被験者アカウントタイプ、ルール B にはイベントの被験者が 1~10 名の Null 被験者アカウントタイプがあります。
Sarah Jones は、処方者 4 名と看護師 8 名のイベントを計画しています。承認を受けるためイベントを送信すると、ルール A は被験者である処方者 4 名に対してのみ実行されます。3 名以上の処方者が招待されているため、ルール違反となり警告メッセージが表示されます。ルール B は処方者 4 名および看護師 8 名に対して実行されます。合計被験者が 10 名以上のため、このルールも違反となり警告メッセージが表示されます。
Sarah は処方者 1 名を削除して、もう一度行います。処方者の合計が 3 名のためルール A は合格しますが、合計被験者は 10 名以上のためルール B はまだ違反となります。看護師 1 名を削除して、承認のためイベントを送信します。どちらのルールにも合格しました。
被験者を追加する際の参加ルールのプレビュー
イベントオーガナイザーは、被験者をイベントに追加する際、常に以下のタイプの参加ルールの結果をプレビューできます。
- 被験者 1 人あたりの参加制限ルール
- 被験者 1 人あたりの複数イベント参加制限ルール
- 食事オプトインに関する参加制限ルール
- 複数イベントでの食事オプトインに関する参加制限ルール
追加した被験者がルールに違反した場合、被験者の名前と警告テキストを含む警告モーダルが表示されます。
被験者が被験者の一括追加機能を使用して追加された場合、違反の原因となったすべての被験者がモーダルのリストに表示されます。
イベントビジネスルールのプレビューを実行しても実際にはルールが実行されないため、Warning_Type_vod を「強警告」にしているイベントビジネスルールの違反も、プレビュー中は「弱警告」のように無視することができます。また、プレビュー中は EM_Business_Rule_History_vod レコードは作成されません。
イベントオーガナイザーは、このモーダルから潜在的な違反を確認して、すべての被験者を削除するを選択するか、各被験者の横にあるチェックボックスを選択して継続を選択して、イベントから被験者を削除します。
イベント参加ルールでのイベント形式とロケーションタイプの使用
管理者は、以下のタイプのイベント参加ルールを、特定のイベント形式またはロケーションタイプのみ適用するように設定することができ、イベントを計画する際の効率とコンプライアンスの両方を向上させることができます。
- 被験者 1 人あたりの参加制限ルール
- 被験者 1 人あたりの複数イベント参加制限ルール
- 被験者 1 人あたりのイベント参加制限ルール
ビジネスルールをより具体的にすることで、管理者は冗長なビジネスルールの作成を避けることができます。
詳細は イベントビジネスルールでのイベント形式とロケーションタイプの使用 を参照してください。