コールレポートに GPS 座標をキャプチャする

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[チェックイン] ボタンを使用すると、チェックインが実行されたロケーションの GPS 座標をコールレポートに取得できます。コールが保存または送信されると、コールレポートに GPS 座標がスタンプされます。さらに、コールが送信された場合、署名が取得された場合、または CLM が表示された場合に、コールレポートに自動で GPS 座標をスタンプすることができます。例えばチェックイン、署名の取得、コールレポートの送信など、コールのキーポイントで GPS 位置座標を取得すると、規制を遵守し、コールレポートの説明に従ってユーザがコールを完了する役に立ちます。

例えば、Sarah Jones が Ackerman 医師向けにコールを作成するとします。彼女はオフィスに到着すると、コールレポートのチェックインボタンを選択してコールの GPS 座標を取得します。彼女がコールレポートを保存すると、チェックイン時の彼女の座標がコールレコードにスタンプされます。

コールレポートに GPS 座標を設定する

この機能を有効化する前に初期設定を完了させておきます。

コールレポートの GPS 座標の取得を有効化するには:

  1. ロケーションサービスを有効化する Veeva 設定のチェックボックスにチェックが入っていて、コール署名、CLM、および送信ロケーションの GPS トラッキングが可能になっていることを確認します。
  2. ユーザに、Address_vod オブジェクトの Latitude_vodLongitude_vod フィールドに対する FLS 権限があることを確認します。
  3. Call2_vod オブジェクトの適切なページレイアウトの住所下の Address_vod フィールドと同じセクションに、zvod_Check_In_vod マーカーフィールドを追加します。これにより、ページにチェックインボタンが追加されます。
  4. 適切なユーザに、Call2_vod オブジェクトの以下のフィールドに対する FLS 編集権限を付与します:
    • zvod_Check_In_vod
    • Check_In_Longitude_vod
    • Check_In_Latitude_vod
    • Check_In_Timestamp_vod
    • Check_In_Location_Services_Status_vod
    • Check_In_Status_vod
  5. ユーザプロファイルのレコードタイプに、Call2_vod オブジェクトのコールレポートレコードタイプの以下の選択リストの値に対するアクセス権限を付与します:
    • Check_In_Location_Services_Status_vod
    • Check_In_Status_vod

GPS フィールドはすべてのページレイアウトで参照専用とする必要があります。

グループコールと固有の活動については、zvod_Check_In フィールドを親コールセクションに配置する必要があります。

送信時の GPS 座標の取得を設定する

ユーザがコールの送信時に位置情報を取得する場合、Call2_vod オブジェクトの以下のフィールドに FLS 編集権限を付与します:

  • Submit_Location_Latitude_vod
  • Submit_Location_Services_Status_vod
  • Submit_Timestamp_vod
  • Submit_Location_Longitude_vod

署名取得時の GPS 座標の取得を設定する

ユーザが署名の取得時に位置情報を取得する場合、Call2_vod オブジェクトの以下のフィールドに FLS 編集権限を付与します:

  • Signature_Location_Latitude_vod
  • Location_Services_Status_vod
  • Signature_Timestamp_vod
  • Signature_Location_Longitude_vod

CLM からの GPS 座標の取得の設定

ユーザが CLM から位置情報を取得する場合、Call2_vod オブジェクトの以下のフィールドに FLS 編集権限を付与します:

  • CLM_Location_Latitude_vod
  • CLM_Location_Services_Status_vod
  • CLM_Location_Longitude_vod

ユーザが CLM コンテンツの [完了] ボタンをタップすると、CLM の特定フィールドのコールに GPS 位置情報が記録されます。

コールレポートに GPS 座標を使用する

ユーザはコールレポートから [チェックイン] ボタンを選択して現在の GPS 座標を取得することができます。[チェックイン] ボタンは、ユーザが正常にチェックインできたかどうかを示します。

インターネットに接続されていない場合は、エラーメッセージが表示されます。チェックインとコールの送信にボタンを使用しなかった場合でも、位置情報は取得されます。有効になっている場合、コールレポートの送信時、署名の取得時、および CLM コンテンツの表示時にも位置情報が取得されます。

複数の被験者とチェックインがある固有の活動でグループコールを作成する場合、位置情報は被験者コールレポートごとに取得されます。親コール/アカウントのほか、個別の子コールに同じ情報が取得されます。

特記事項

  • 位置情報サービスを有効化し、インターネットに接続する必要があります。設定プロファイルからはコントロールできないため、デバイスで常に位置サービスを有効にしておくようユーザを研修することをお勧めします。
  • 住所オブジェクトの Latitude_vod および Longitude_vod フィールドが GPS スタンプで入力された後でアカウントの住所を編集する場合、Latitude_vod および Longitude_vod フィールドはシステムによってクリアされます。アカウントの住所を更新する必要があり、GPS スタンプが有効化されている場合、管理者は新規住所の Latitude_vod および Longitude_vod フィールドを更新する必要があります。

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