アカウントプラン階層を使用したアカウントプランの進捗更新

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瞬時に実行されるトリガーの代わりに Veeva バッチクラスを使うことで、アカウントプラン進捗更新を実行することができます。

アカウントプラン進捗更新の設定

アカウントプランオブジェクト階層に基づいた進捗の更新を有効にするには、管理者は、VeevaRollupsSchedulingWrapper バッチクラスをスケジュールして、希望する頻度で実行し、アカウントプラン階層の各レベルで進捗を更新できるようにする必要があります (組織レベルの Account_Plan_Object_Hierarchy_vod Veeva 設定で定義)。

ユーザインターフェースで進捗を確認するには、Account_Tactic_vod、Plan_Tactic_vod および Account_Plan_vod 両オブジェクトの Progress_vod および Status_vod フィールドに適切な FLS 権限を付与します。ユーザインターフェースのプラン進捗状況を非表示にするには、Account_Plan_vod オブジェクトの Progress_vod フィールドへの FLS 権限を削除します。

旧環境でフィールドを更新するトリガーでの進捗更新は自動で無効化されません。

  • Account_Tactic_vod の Account_Tactic_After_Upsert_Before_Delete
  • Plan_Tactic_vod の Plan_Tactic_After_Upsert_Before_Delete
  • Call_Objective_vod の Call_Objective_after_upsert_before_delete

その結果、アカウントプランの固定モデルに対するロールアップの計算 (アカウントプラン – プラン戦術 – アカウント戦術 – アサインタスク) は実施されず、次のオブジェクトに対して以下のフィールド値は計算されません:

  • Account_Plan_vod
  • Completed_Plan_Tactics_vod
  • Plan_Tactic_Progress_vod
  • Total_Plan_Tactics_vod
  • Account_Tactic_vod
  • Call_Objective_Progress_vod
  • Completed_Call_Objectives_vod
  • Total_Call_Objectives_vod
  • Plan_Tactic_vod
  • Account_Tactic_Progress_vod
  • Completed_Account_Tactics_vod
  • Total_Account_Tactics_vod

この機能は、階層にカスタムオブジェクトを追加して進捗を計算する際に考慮したり、KAM のアクションアイテムを使用すると組み合わせて使用したりすることができます。

進捗更新のロジック:

  • 最初のレベル (例えば、アカウントプランレベル) の進捗は (階層の Veeva 設定のコンマ区切りリストの最初のオブジェクトで定義される) 第 2 レベルで完了したレコードを数え、それを第 2 レベルの (完了、未完了などの) レコード合計数で割ることで算出されます
  • 第 2 レベル (例えば、階層の Veeva 設定のコンマ区切りリストの最初のオブジェクトで定義される、アカウントプランのすぐ下のレベル) の進捗は (階層の Veeva 設定のコンマ区切りリストの 2 番目のオブジェクトで定義される) 第 3 レベルで完了したレコードを数え、それを (完了、未完了などの) レコード合計数で割ることで算出されます
  • 第 3 レベル (例えば、階層の Veeva 設定のコンマ区切りリストの 2 番目のオブジェクトで定義される) の進捗は (階層の Veeva 設定のコンマ区切りリストの 3 番目のオブジェクトで定義される) 第 4 レベルで完了したレコードを数え、それを (完了、未完了などの) レコード合計数で割ることで算出されます
  • アサインタスクに基づく進捗は、完了の真偽フラグ (Completed_vod = TRUE) によって決定されます。
  • アサインタスク以外のオブジェクトに基づく進捗は、ステータス選択リスト (Status_vod = Completed_vod) を使って計算されます。