複数製品承認済みメールコンテンツ
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コンテンツ作成者は、複数の製品をメールテンプレートおよびメールフラグメントに割り当てることで、Vault の承認済みメールコンテンツの重複を避けることができます。割り当てられた製品ごとに 1 つの Approved_Document_vod レコードとして、CRM で複数製品コンテンツが生成されます。これにより、さらに合理化され管理がより簡単なコンテンツライブラリを実現します。
CRM の各 Approved_Document_vod レコードは、Product_vod フィールドによって決定された 1 つの製品のみに関連付けられています。例えば、1 つのメールフラグメントが Vault の 5 つの製品に割り当てられている場合、製品ごとに 1 つづつ、合計 5 つの Approved_Document_vod レコードが CRM に作成されます。
例えば、Christine Roberts が Verteo BioPharma のコンテンツ作成者で、3 つの製品(Cholecap、Restolar、Labrinone) を担当しているとします。彼女は 3 つすべての製品で使用できる単一のメールフラグメントを作成します。メールフラグメントが承認され CRM にプッシュされると、製品ごとに 1 つ、合計 3 つの新しい承認済みドキュメントが作成され、3 つの製品に割り当てられたすべてのエンドユーザが利用できます。
前提条件
特記事項
- CRM 製品および/または CRM 製品グループが追加される際、同期は Approved Email コンテンツに割り当てられた Vault 製品を無視します。複数の CRM 製品および/または CRM 製品グループを持つコンテンツのみが CRM でコピーされます。
- CRM 製品グループが追加される際、同期は Approved Email コンテンツに割り当てられた CRM ディテールグループを無視します。
- この機能は以下の Vault ドキュメントフィールドを使用します。
- CRM 製品
- CRM 製品グループ – CRM 製品と CRM ディテールグループの組み合わせを表します
- Crm_detail_group__v フィールドは引き続き単一製品コンテンツで使用できます
- Approved_Document_vod オブジェクトの Vault_Document_ID_vod フィールドを参照する MyInsights コンテンツは、Vault_Document_ID_vod 値が重複しているため複数のレコードを返すことがあります。開発者はこの機能が有効化された後にテストを行い、すべての適切なアップデートをこれらのビジュアル表示に行う必要があります。
- Events Management メールテンプレートは複数製品コンテンツをサポートしていません
- 複数製品 Approved Email キーメッセージはサポートされていません
設定
接続済み Vault インスタンスでこの機能を設定するには:
複数選択可の選択リストになるよう以下のフィールドを編集します。
- crm_product__v
- crm_product_group__v
インテグレーションユーザに以下のフィールドに対する参照アクセス権限を付与します。
- crm_product__v
- crm_product_group__v
以下のフィールドをメールテンプレートおよびメールフラグメントドキュメントタイプに追加します:
- crm_product__v
- crm_product_group__v
コンテンツへの複数製品の割り当て
CRM 製品および CRM 製品グループは、Vault の適切なドキュメントレコードで対応する選択リスト経由で Approved Email コンテンツに追加できます。
- Vault の適切なドキュメントレコードに進みます。
- 編集を選択します。
適切な選択リストに入力します。
- crm_product__v
- crm_product_group__v – CRM 製品と CRM ディテールの組み合わせを表します
- 保存を選択します。
Approved_Document_vod レコードは、次回の同期中に追加される CRM 製品または CRM 製品グループに対して CRM に追加されます。
CRM 製品または CRM 製品グループがドキュメントの選択リストから選択解除された場合、CRM の対応する Approved_Document_vod レコードは次回の同期中に自動的に失効します。
単一製品から複数製品へコンテンツを移行する際、コンテンツ作成者は以下のセクションの例を使って選択リストを操作する方法を理解しておく必要があります。
選択リストのインタラクション
選択リストを操作して、CRM の結果である Approved_Document_vod レコードの Product_vod および Detail_Group_vod フィールドの値を決定します。
crm_product_group__v 複数選択の選択リストを使用して、製品ディテールグループのペアを指定します。任意で、crm_product__v 選択リストを使用して、ディテールグループと無関係の CRM でレコードを作成します。
以下の表は、Vault のフィールド入力の例および CRM で生成された後続レコードの値を表します。
入力 (Vault) | 出力 (CRM) | |||
---|---|---|---|---|
crm_product__v | crm_product_group__v | ドキュメント 1 | ドキュメント 2 | ドキュメント 3 |
該当なし |
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| 該当なし |
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| 該当なし |
| Cholecap 心臓病学 |
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CLM プレゼンテーションからの複数製品コンテンツの使用
CLM ライブラリの getApprovedDocument() メソッドは Vault_Document_ID_vod フィールドを参照し、適切な Approved_Document_vod レコードを選択します。複数製品サポートを有効化すると、複数の Approved_Document_vod レコードは同一の Vault_Document_ID_vod フィールドを持つことができます。
このメソッドに対する複数製品サポートには JS ライブラリおよび 212.0.100 以上のアプリバージョンが必要です。
この場合、メソッドが呼び出された際には以下のロジックを使用して、個別の Approved_Document_vod レコードを選択します。
- ユーザが Key_Message_vod オブジェクトの Product_vod および Detail_Group_vod フィールドに対する FLS 参照権限を持っていない場合、エラーが表示されます
- 承認済みドキュメントが現在のキーメッセージの Product_vod および Detail_Group_vod (入力されている場合) フィールドと一致する場合、承認済みドキュメントが使用されます
- 承認済みドキュメントがいずれのフィールドとも一致しない場合、Salesforce ID で並び替えられた特定の Vault_Document_ID_vod に利用可能な最初の承認済みドキュメントレコードが使用されます
推奨アクションを持つ複数製品コンテンツの使用
推奨アクションからメールを送信する際、Suggestion_vod レコードの Email_Template_ID_vod フィールドが複数の承認済みドキュメントを返し、最初に使用可能な Suggestion_Tag_vod レコードに以下のロジックを使用して、読み込みする承認済みドキュメントを決定します。
- 承認済みドキュメントが最初の推奨アクションタグの Product_vod フィールドと一致する場合、そのドキュメントが使用されます
- 最初の推奨アクションタグに、返された承認済みドキュメントと一致する Product_vod フィールドがない場合、次の推奨アクションタグが一致するかを確認します。
- 返された承認済みドキュメントに一致する Product_vod フィールドを持つ推奨アクションタグがない場合、メールの送信ページに事前ロード済みのテンプレートまたはフィルタは表示されません