CRM の Vault Clinical でメディカルデータを表示

• ブラウザ
• iPad

クリニカルオペレーション CTMS Vault とメディカル CRM の両方を持つ組織は、メディカル CRM 接続に対するクリニカルオペレーションを使用して、臨床およびメディカルアクティビティ、臨床研究と施設情報に関連するデータを交換および表示できます。この情報のおかげで、ユーザは HCP の全体像を把握できます。

次のデータは、Veeva Clinical から CRM 内で表示できます:

• Vault Clinical アクティビティ - メディカル CRM にコールレコードとしてプッシュされるまた、臨床 CRM はメディカル CRM からコールレコードを抽出し、Vault Clinical 内のアクティビティとしてそれらを作成します。ユーザが使用しているシステムに関わらず、両方のタイプのユーザに対してコールの詳細が表示されます。
• 臨床試験情報 - Vault Clinical からメディカル CRM にコールレコードの治験データとしてプッシュされます。また、管理者はこの情報を臨床試験タブから閲覧できます。
• 臨床施設情報 - Vault Clinical からメディカル CRM にコールレコードの治験実施施設データとしてプッシュされます。また、管理者はこの情報を臨床施設タブから閲覧できます。

例えば、メディカル CRM を使用して HCP に関するコールの詳細をログに記録する MSL、Larry Lakes 氏がいるとします。彼は、彼が扱っているのと同じ HCP のいくつかの活動を Vault Clinical を使用して追跡する臨床リサーチ担当者（CRA）と一緒に働いています。次に腫瘍学の KOL である Johnson 医師を訪ねる予定を決める前に、Larry は CRM で Johnson 医師のコールレコードの詳細を閲覧し、アクティビティ、臨床試験および施設情報を含むこれまでにログに記録された情報がすべて最新のものであることを確認します。

メディカル CRM 接続に対する臨床操作の設定

臨床 CRM コネクタを使用するよう CRM を設定する前に、CRM で Vault Clinical 接続用の接続アプリを作成します:

1. アプリマネージャから、新しく接続されたアプリを選択します。

2. 次の値を入力します:
   • 接続済みアプリの名前 - Vault Clinical 接続
   • 連絡先メール - 管理者のメールアドレス
   • コールバック URL - CRM 組織の URL
3. OAuth 設定を有効にするおよびデバイスフローを有効にするチェックボックスをオンにします。
4. 次の選択済み OAuth 範囲を利用可能から選択済みに移動します:
   • API 経由でユーザのデータを管理
   • いつでもリクエストを実行
5. 保存を選択します。
6. API (OAuth 設定を有効化) セクションでコンシューマーの詳細を管理を選択します。
7. コピーを選択し、コンシューマーのキーとコンシューマーの秘密情報の値をペーストして保存します。Vault Clinical で接続の認証を行う際にこれらの値が必要になります。

CRM で臨床 CRM コネクタを使用するように設定する方法:

1. 管理者と インテグレーションユーザに以下の権限を付与します:
   

   オブジェクト	OLS	レコードタイプ	フィールド	FLS
   Call2_vod	CU	Vault_Clinical_ Interaction_vod	Call_Channel_vod Call_Date_vod Status_vod Vault_Clinical_From_vod Vault_Clinical_External_Id_vod Vault_Clinical_Send_To_vod Subject_vod	編集
   Vault_Clinical_Study_vod	CU	Vault_Clinical_Study_vod	Study_Name_vod Protocol_Title_vod Study_Phase_vod Lifecycle_State_vod Vault_Clinical_Product_vod Study_Start_Date_vod Vault_Clinical_External_Id_vod Vault_Clinical_Status_vod	編集
   Vault_Clinical_Site_vod	CU	Vault_Clinical_Site_vod	Site_Number_vod Lifecycle_State_vod Vault_Clinical_Study_vod Country_vod Site_Name_Text_vod Site_Name_Lookup_vod Vault_Clinical_Org_External_Id_vod Principal_Investigator_Text_vod Principal_Investigator_Lookup_vod Vault_Clinical_External_Id_vod Vault_Clinical_Status_vod	編集
   Medical_Discussion_vod	CU	Vault_Clinical_Discussion_vod	Vault_Clinical_Study_vod Vault_Clinical_Site_vod Vault_Clinical_External_Id_vod	編集
   Call2_Discussion_vod	CU	–	Vault_Clinical_Study_vod Vault_Clinical_Site_vod Vault_Clinical_External_Id_vod	編集

2. ユーザに以下の権限を付与します:
   

   オブジェクト	OLS	レコードタイプ	フィールド	FLS
   Call2_vod	CRU	非該当	Call_Channel_vod Call_Date_vod Status_vod Vault_Clinical_From_vod Vault_Clinical_External_Id_vod Subject_vod	読取り
   			Vault_Clinical_Send_To_vod	編集
   Vault_Clinical_Study_vod	CRU	非該当	Study_Name_vod Protocol_Title_vod Study_Phase_vod Lifecycle_State_vod Vault_Clinical_Product_vod Study_Start_Date_vod Vault_Clinical_External_Id_vod Vault_Clinical_Status_vod	読取り
   Vault_Clinical_Site_vod	CRU	非該当	Site_Number_vod Lifecycle_State_vod Vault_Clinical_Study_vod Country_vod Site_Name_Text_vod Site_Name_Lookup_vod Vault_Clinical_Org_External_Id_vod Principal_Investigator_Text_vod Principal_Investigator_Lookup_vod Vault_Clinical_External_Id_vod Vault_Clinical_Status_vod	読取り
   Medical_Discussion_vod	CRU	非該当	Vault_Clinical_Study_vod Vault_Clinical_Site_vod Vault_Clinical_External_Id_vod	読取り
   Call2_Discussion_vod	CRU	非該当	Vault_Clinical_Study_vod Vault_Clinical_Site_vod Vault_Clinical_External_Id_vod	読取り

3. Vault Clinical Interaction_vod レコードタイプの Call2_vod オブジェクトの Vault Clinical インタラクションページレイアウトがユーザに割り当てられていることを確認します。

4. 以下のオブジェクトについて、適切なオフラインデバイスの VMOCS を有効化します:

• Vault_Clinical_Study_vod
• Vault_Clinical_Site_vod

5. 以下のタブが適切なユーザプロファイルに表示されていることを確認します:

   • 臨床研究
   • 臨床施設

これらのタブは、管理者が接続のトラブルシューティングを支援する目的でのみ使用するものであり、ユーザには表示されないようにする必要があります。

CRM でフローを作成し、レコードタイプまたはレコードの別のパラメーターに基づいて Vault Clinical チェックボックスを選択します:

1. アプリ設定メニューで作成 > ワークフローと承認 > フローの順に選択します。
2. 新規フォルダを選択します。
3. レコードがトリガーとなるフローを選択します。
   
   
4. 作成を選択します。
5. オブジェクトのドロップダウンメニューでCall2_vod__cを選択します。
6. トリガー設定リストでレコードが作成または更新されますを選択します。
7. 入力条件設定セクションで適切な条件の要件を選択します。
8. セクションのフローの最適化で高速フィールド更新を選択します。
   
   
9. 完了を選択します。
10. フロー図のプラスアイコンを選択して要素を追加します。
11. ロジックセクションで割り当てを選択します。
    
    
12. 次の値を入力します:
    • ラベル - 「Vault Clinical に送信」フィールドを true に設定します
    • API Name - Set_Send_to_Vault_Clinical_Field_to_True
    • 説明 - レコードを Vault Clinical に転送できるよう、コールオブジェクトの「Vault Clinical に送信」フィールドがこのステップで自動的に true に設定されます。
    • 変数 - {!$Record.Vault_Clinical_Send_To_vod__c}
    • 演算子 - 一致
    • 値 - {!$GlobalConstant.True}
13. 完了を選択します。
14. 保存を選択します。
15. 有効化を選択します。

Vault Clinical で必要な設定ステップを完了させます。詳細については、https://clinical.veevavault.help/en/gr/498912/を参照してください

Vault Clinical から CRM アクティビティを表示

ユーザがメディカル CRM で HCP のコール情報を閲覧する際、Vault Clinical の詳細とメディカル CRM アクティビティの両方が表示されます。

管理者は、臨床試験タブから Vault Clinical の臨床試験情報を表示することもできます。

管理者は、臨床施設タブから Vault Clinical の臨床施設情報を表示することもできます。