SAP Concur インテグレーションの設定

Veeva-SAP Concur インテグレーションを設定するための最初にステップでは、SAP Concur で Veeva パートナーアプリケーションを有効にします。

注: コネクタを有効にする前にSAP Concur はサービスにリンクしてお客様データにアクセスする権限を Veeva に付与する認可書に署名することをすべてのお客様に要求します。

SAP Concur 管理者は、次のステップに従って SAP Concur で Veeva パートナーアプリケーションを有効することができます:

  1. システム管理者として SAP Concur にログインします。
  2. アプリセンターに移動します。
  3. Veeva CRM Connector を検索します。
  4. 接続を選択します。

  5. ポップアップウィンドウの手順に従って、Sandbox または本番環境を選択します。

  6. Veeva CRM システム管理者の認証情報を入力し、接続を完了します。

SAP Concur データセンターの地域であれば Veeva CRM に接続することが可能です。

このアプリセンター接続は、SAP Concur 環境ごとに 1 回だけ有効にする必要があります。SAP Concur 接続の複数の CRM 環境への移行について詳しくは、複数の CRM 環境 へのSAP接続の展開をご覧ください。

SAP Concur インテグレーションの初期設定

Veeva の初期設定 – Veeva 組織を SAP Concur システムにリンクするには、SAP Concur インテグレーションを実行する必要があります。通常、システム管理者が 1 度設定を実施することでインテグレーションが有効になります。Concur 管理タブに進み、以下のステップを完了してください。

Concur 管理タブが表示されない場合、次のステップに従って表示させます:

  1. 設定をクリックします。
  2. ユーザ管理を選択します。
  3. プロファイルを選択します。
  4. システム管理者を選択します。
  5. 編集を選択します。
  6. カスタムタブ設定を選択します。
  7. Concur 管理を選択します。
  8. ドロップダウンメニューからデフォルトオンを選択します。

VADMIN ユーザのプロファイルに IP アドレスの許可リストが含まれる場合、52.14.227.54 IP アドレスを含めてください。

インテグレーションの初期設定には、SAP Concur アプリセンター経由で Veeva CRM Connector を有効化することにより、Veeva および SAP Concur 間の接続を確立することが必要です。

  1. SAP Concur に管理者としてログインし、アプリセンターに移動します。
  2. Veeva CRM Connector を検索します。
  3. 接続を選択し、画面上の指示に従ってCRM Sandbox 環境または本番環境を選択します。

SAP Concur Connection を複数の CRM 環境に展開する

Veeva CRM Connector は、SAP Concur アプリセンターで 1 回だけ有効化する必要があります。CRM 環境への接続が確立された後、システム管理者は標準的なメタデータと同様に接続を移行および展開することができます。

インテグレーション接続情報は Concur_Settings_vod__c カスタム設定に保存されます。接続を移行するには、カスタム設定を移行先の環境に展開します。

  • Company_Id_vod__c、Concur_Data_Center_Region_vod__c、OAuth_Refresh_Token_vod__c が適切に展開されていることを確認します。これらのカスタム設定は、接続のために使用されます。
  • 個々の SAP Concur ユーザ ID は、Veeva ユーザプロファイルに格納されています。
  • Veeva は SAP Concur 認証情報を使用して SAP Concur にログインし、経費を該当するユーザにポストします。
  • 同期中、どのユーザが対応する SAP Concur ユーザ ID を特定するコールを記録したのかを判断するために、所有者 ID フィールドが使用されます。
  • 費用が SAP Concur ユーザにポストされますが、管理者認証情報が使用されます。

SAP Concur インテグレーションの設定パラメータ

Veeva は以下の SAP Concur ウェブサービスを使用します。SAP Concur API について詳しくは、SAP Concur API ドキュメントの経費セクションを参照してください。

カテゴリ

サブカテゴリ

使用

参加者

参加者タイプ v1.0 を取得

SAP Concur 管理ページで [その他の参加者タイプ] の選択リスト値を取得します。

経費

経費グループ設定を取得

SAP Concur 管理ページで [支払いタイプ] の選択リスト値を取得します。

経費

レポートリスト v2.0 を取得

レポートのリストを取得します。

経費

経費項目参加者 v1 をポスト

特定の経費項目の参加者レコードを作成または更新します。

経費

経費入力 v1.1 をポスト

特定のレポートに経費レポート入力をポストします。

経費

経費レポートヘッダーバッチをポスト

経費レポートへダーを一括でポストします。経費レポートの分類情報を含んでいます。

SAP Concur 同期のスケジュール方法の詳細については、Salesforce.com ドキュメントを参照してください

パラメータの設定

経費タイプ/経費キー – デフォルトのタイプは Business Meal (交際費) です。この選択リストは、SAP Concur API を使用してすべての有効な経費タイプを取得し、有効な設定オプションとして表示します。

支払いタイプ – デフォルトのタイプは現金です。この選択リストは、SAP Concur API を使用してすべての有効な支払いタイプを取得し、有効な設定プションとして表示します。

経費参加者タイプフィールド – コールレポートとメディカルイベントのデフォルトのタイプは BUSGUEST (取引客) です。

これは、コールレポートまたはメディカルイベントに追加可能なオプションフィールドです。

カスタム/複数の参加者タイプは、Veeva の経費参加者タイプフィールドに選択リスト値として追加することができます (SAP Concur の参加者タイプ設定に対応する必要があります)。

コール/メディカルイベントページに表示するデフォルトタイプを選択できます。

例えば「専門」など追加の参加者固有フィールドをカスタムマップすることができます。

SAP Concur インテグレーションのメール通知

SAP Concur 同期が失敗した場合、お客様は設定可能なメールアドレスでメールを受信する必要があります。同期が成功した場合には、通知は送信されません。

メールアドレスを設定するには、Email_Notification_Recipients_vod__c フィールドを SAP Concur 設定オブジェクトに追加します。また、設定パラメータの下の SAP Concur 管理タブに、このフィールドを表示する必要もあります。

メールを指定しないと、失敗通知は送信されません。

メールアドレスフィールドの文字数は 255 字以下です。フィールドの長さを最大限まで使わなくて済むよう、複数のメールアドレスに通知を送信できるメーリングリストの作成を推奨します。