個人データとデータプライバシー
管理者は、アプリケーションにおける個人データとデータプライバシーの取り扱いを管理できます。
データ管理ポリシーをサポートするための機密データの分類
お客様は Salesforce データ機密性やフィールドレベルのコンプライアンス分類を使用して、CRM 組織に保存されている PII または GDPR などの機密データを分類することができます。詳細は、Salesforce マニュアルのデータ管理ポリシーをサポートするための機密データの分類をご覧ください。
Veeva CRM の個人データスタンプ
一部の Veeva CRM フィールドには、アカウントオブジェクトからアプリケーションによってスタンプされた個人データが含まれます。このデータは、お客様が CRM から個人データを匿名化したり、削除したりするときに役立ちます。例えば、HCP が自分の情報を消去する権利を行使するリクエストを送信した場合、お客様はこれらのフィールドを削除または匿名化する必要があります。
以下の領域のオブジェクトは、アカウントオブジェクトから Veeva CRM によってスタンプされた個人データフィールドに保持されます。
アカウントの実行
アカウントがスタンプしたデータ
- Key_Stakeholder_vod: アカウントプランの主要ステークホルダーを保存するオブジェクト
- Key_Stakeholder_Name_vod: 主要ステークホルダー名のテキスト値。CRM システムに存在しないステークホルダーに使用されます。主要ステークホルダーが入力されるとトリガーによりスタンプされる
ユーザがスタンプしたデータ
- Account_Team_Member_vod: アカウントプランのチームメンバーを保存するオブジェクト
- Team_Member_Name_vod: アカウントプラン上のチームメンバーのテキスト値。CRM システムに存在しないユーザ用です。チームメンバーが入力されるとトリガーによりスタンプされる
コールレポート
アカウントがスタンプしたデータ
- Call_vod: 主なコールヘッダー情報を保存するオブジェクト
- Disbursed_To_vod__c: サンプル提供情報 (存在する場合) を記録するために使用されます。これにはテキスト形式のすべての PDMA 必須フィールド (名前、住所など) が含まれます。この値は、トリガーを使用してサンプルトランザクションオブジェクトにコピーされます。
- Supervising_Physician_Name_vod: コール時点の監督医師の名前監督医師とのコラボレーション関係をコールレコードで取得する必要がある状態のミッドレベルプラクティショナーに対するコールの監督医師。スタンプ済みの値です。
コールがスケジュールされている場合、Salesforce カレンダーイベントが作成され、Veeva トリガー/クラスによって被験者が HCP の名前でスタンプされます。別のトリガー (Event_trigger_vod) により、関連コールが送信されたときにカレンダーイベントが編集されないようにすることができます。この場合の Veeva の推奨アプローチは、関連コールのロックを解除し、HCP のデータをカレンダーイベントで匿名化または削除し、コールを再度ロックすることです。
Events Management
アカウントがスタンプしたデータ
- EM_Attendee_vod: Events Management のイベントの被験者を保存するオブジェクト。
- Furigana_vod: 日本語名のふりがな。被験者がアカウントの場合、このデータはアカウントのふりがなフィールドからコピーされます。
- Attendee_Name_vod: 被験者の名前を保存するためのテキストフィールド。非システム被験者を入力するために使用します。アカウント、ユーザまたはコンタクトが被験者として一覧表示されている場合、このフィールドは自動入力されます
- First_Name_vod: 被験者の名を保存します
- Last_Name_vod: 被験者の姓を保存します
- EM_Speaker_vod: Veeva Events Management のイベント講演者として使用する人物のリストを保存します
- First_Name_vod: 講演者の名を保存するために使用します。これはスタンプ済みフィールドです。
- Last_Name_vod: 講演者の姓を保存するために使用します。これはスタンプ済みフィールドです。
- Middle_Name_vod: 講演者のミドルネームを保存するために使用します。これはスタンプ済みフィールドです。
- Furigana_vod: 講演者のふりがな表記を保存するために使用されます。これはスタンプ済みフィールドです。
- Expense_Header_vod: 支払先、費用を発生させた人物、支払いステータスなどの経費ラインに関する詳細情報を集約します。インボイスを表します
- Payee_vod: 支払を受けたエンティティ。アカウントの名前または姓を保持するスタンプ済みフィールドです。
- Incurred_Expense_vod: 経費を発生させたエンティティ。スタンプ済みフィールドです。
- Event_Attendee_vod
- Attendee_Name_vod: 被験者の名前を保存するためのテキストフィールド。非システム被験者を入力するために使用します。アカウント、ユーザまたはコンタクトが被験者として一覧表示されている場合、このフィールドは自動入力されます
- First_Name_vod: 被験者の名を保存します
- Last_Name_vod: 被験者の姓を保存します
同じ API 名を持つカスタムフィールドは、自動的に EM_Attendee_vod から Event_Attendee_vod にスタンプされます。
ユーザがスタンプしたデータ
- EM_Event_Team_Member_vod: Veeva Events Management のイベントのチームメンバー。チームメンバーには、イベントへの編集権限が自動的に付与されます。
- First_Name_vod: チームメンバーの名を保存します
- Last_Name_vod: チームメンバーの姓を保存します
在庫モニタリング
アカウントがスタンプしたデータ
- Inventory_Monitoring_vod: 在庫モニタリングオブジェクトには、行われた在庫モニタリング活動に関する一般情報が保持されます
- Account_Name_vod: アカウント名の保存
メディカル
アカウントがスタンプしたデータ
- Medical_Inquiry_Fulfillment_vod: 医師からの問合せに対する対応要求の開始、現在の割当先、処理ステータスといった情報を取得します。
- Account_Display_Name: アカウントのマージ後やテリトリ再割当後でも適切にアカウント名が表示されるようにするための Veeva 内部使用フィールド
ユーザがスタンプしたデータ
- Stakeholder_Clinical_Trial_vod: 治験被験者情報を含むオブジェクト
- Participant_vod: 治験に関連付けられているユーザに関してスタンプされている個人データ
- Stakeholder_Publication_vod : 出版物被験者情報を含むオブジェクト
- Participant_vod: 出版物に関連付けられているユーザに関するスタンプ済みデータ
メディカルイベント
- Event_Attendee_vod: これは Medical_Event_vod の子オブジェクトです。1 つの行が、メディカルイベントに招待されたエンティティ (アカウント、コンタクト、ユーザ) を表します。
- Attendee_vod__c: アカウント、コンタクト、またはユーザルックアップのいずれかに選択されている個人のテキスト。これは保存時にトリガーによって入力されます
- First_Name_vod: 被験者の名を保存します
- Last_Name_vod: 被験者の姓を保存します
マルチチャネル
アカウントがスタンプしたデータ
- Sent_Email_vod – アカウントに送信された Approved Email についての情報が含まれます
- Account_vod – アカウントオブジェクトのルックアップ
- Bcc_vod – アカウントのメールアドレス (任意)
- Email_Content_vod – アカウントに送信されたメールの HTML で、アカウント関連情報が含まれる場合もあります
- Email_Config_Values_vod – アカウント関連トークンのトークン値がこのフィールドにスタンプされます
- Account_Email_vod – メールが送信されたアカウントのメールアドレス
- Email_Activity_vod には、アカウントに送信された Approved Email で発生した活動に関する情報が含まれます
- Event_Msg_vod – メールが送信されたアカウントのメールアドレス
- Multichannel_Consent_vod – アカウントに対して取得された同意書に関する情報が含まれます
- Account_vod – 同意書情報が保持されているアカウント
- Channel_Value_vod – 同意書のチャネルに基づくチャネルの値
- Signature_vod – base64 形式で保持されるアカウントの署名
注文管理
アカウントがスタンプしたデータ
- Order_vod: 注文オブジェクトには、選択されたアカウントまたはアカウントグループに選択された製品の注文数量に関する情報が保持されます。価格、適用可能な割引、および関連する配送情報も含まれます
- Account_Name_vod: 注文作成時にアカウントの参照関係からスタンプされ、アカウント名を保存します。
- カスタムプルインフィールド: お客様はカスタムマーカーフィールドの定義を使用して、アカウント、住所、契約、および注文キャンペーンオブジェクトから注文ヘッダーに情報を引き込むことができます。マーカーフィールドの命名は以下の通りです。API フィールド名: zvod_[Object]_[Field]__c。ソースフィールドのコンテンツが、注文ヘッダーの対応する対象フィールドにコピーされ、ユーザが編集できます。
サンプル
アカウントがスタンプしたデータ
- Account_Authorization_vod オブジェクトには、ライセンシングサンプル取得管理に関連するアカウント関連属性が含まれます
- Supervising_Account_Name_vod: 監督アカウントのアカウント名。ユーザのテリトリ外の場合にコールに監督アカウントを表示するために使用。
- Sample_Limit_Transaction_vod: (サンプル制限レコードが削除されている場合でも) すべてのサンプル制限レコードを記録する監査オブジェクト。
- Account_Name_vod__c: サンプル制限が適用されるアカウント。アカウント名のテキスト値です。
- Sample_Order_Transaction_vod: サンプル注文トランザクションは、サンプル注文、BRC、PDMA および FDA コンプライアンスのサンプル要求に関連するすべてのトランザクションデータの維持管理を行います。
- Account_Name_vod__c: アカウント名フィールドには、サンプルを注文したアカウントのテキスト名が保存されます。ここには、アカウントのあいさつ文、名、姓および資格を連結したものが入ります。
- Sample_Order_Transaction_Audit_vod: サンプル注文トランザクション監査は参照専用オブジェクトです。サンプル注文トランザクションレコードの更新および削除の監査履歴を保存するサンプル注文トランザクションの Sample_Order_Transaction_To_Audit_vod トリガーによって維持管理されます。ここではサンプル注文トランザクションが更新または削除された場合にのみ、行が作成されます。
- Account_Name_vod__c – アカウント名は、サンプル注文トランザクションオブジェクトのアカウント名フィールドの監査用表現です。
- サンプルトランザクション – サンプルトランザクションは、PDMA および FDA コンプライアンスのサンプルに関連するすべてのトランザクションデータの維持管理を行います。
- Disbursed_To_vod – 提供先は、サンプルの提供トランザクションのアカウント名、アカウントの肩書、アカウントのライセンス、コール住所およびコール日付の連結フィールドです。このフィールドは、Call_Header_trigger_vod トリガーによってコールから値が設定されます。
- Sample_Transaction_Audit_vod – サンプルトランザクション監査は参照専用オブジェクトです。サンプルトランザクションレコードの更新および削除の監査履歴を保存するサンプルトランザクションの Sample_Transaction_To_Audit_vod トリガーによって維持管理されます。ここではサンプルトランザクションが更新または削除された場合にのみ、行が作成されます。
- Account_vod__c – アカウントは、サンプルトランザクションオブジェクトのアカウントフィールドの監査用表現です。
- Content_Acknowledgement_vod – 同意書受領署名の処理を維持管理します。以下のフィールド: コンテンツの確認画面の肩書き、名、ミドルネーム、姓のフィールドは、配送に関連付けられた個人アカウントの初期値となります。ユーザは、サンプルの受領サインをする個人に関係する情報でこの値を上書きすることができます。名前フィールドの連結された文字は Received_By_vod__c フィールドに取得されます。
- Received_By_vod – AOC 署名ページに示される、配送製品の受領署名をする個人のテキスト名。
- Received_By_FirstName_vod – 同意書確認フォームの受領者の名を保存します。
- Received_By_LastName_vod – 同意書確認フォームの受領者の姓を保存します。
- Received_By_Middle_vod – 同意書確認フォームの受領者のミドルネームを保存します。
スケジューリングおよびプランニング
アカウントがスタンプしたデータ
- MC_Cycle_Plan_Target_vod – サイクルプラン対象と対象に割り当てられたインタラクション全体の値を定義します
- カスタムプルインフィールド – お客様が対象を特定しやすくするために、MC_Cycle_Plan_Target_vod ページに引き込む追加の MCCP フィールドを定義することができます。以下の元オブジェクトから情報を取得するプルインフィールドを作成することができます: アカウント、Address_vod および TSF_vod。スタンプ時の履歴値を保持するために、ソースの値がプルインフィールドにスタンプされます。
- Cycle_Plan_Target_vod – このオブジェクトは、サイクルプランに含まれるアカウントが対象であるサイクルプラン対象を保存します
- カスタムプルインフィールド – お客様はサイクルプラン対象ごとに追加情報を表示することができます。以下の元オブジェクトから情報を取得するプルインフィールドを作成することができます: 各対象アカウントを特定しやすくなるアカウント、Address_vod および TSF_vod。スタンプ時の履歴値を保持するために、ソースの値がプルインフィールドにスタンプされます。
- Cycle_Plan_Detail_vod – このオブジェクトは、各 Cycle_Plan_Target に対する製品当たりの訪問予定数と実際のコール数を保持します
- カスタムプルインフィールド – お客様はプルインフィールドを作成して製品指標オブジェクトから情報を取得することによって追加情報を表示することができます。スタンプ時の履歴値を保持するために、ソースの値がプルインフィールドにスタンプされます。
調査
アカウントがスタンプしたデータ
- Survey_Target_vod – ヘッダー情報、質問、アカウントおよび割り当てられているユーザを組み合わせた調査レコード
- Account_Display_Name_vod – 調査対象作成時にスタンプされるアカウント名