アカウントレベルのセールスデータの集計
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ユーザは、固定レポートに集約されたアカウントのセールスデータを表示することができます。例えば、お客様が 8 つの HCP が関連付けられている診療所のセールスを表示したい場合、固定レポートで診療所のアカウント概要レポートを表示すると、これらの 8 つの HCP の合計セールスデータが表示されます。診療所の合計セールスデータは、トップアカウントレポート、テリトリーセールス分析レポート、テリトリー比較レポートの対応する行にも表示されます。
お客様はこの機能を使用して、1 つのアカウントに複数の識別子を集計することもできます。親アカウントのデータが常に正確になるように、セールスデータはユーザに表示されない子アカウントについて集計されます。個別の子アカウントのデータは、ユーザがそのアカウントの表示権限を持たない限り表示されません。
この機能を使用するには 2 通りの方法があります。単独でも併用でも使用することができます。
- 管理者は、親アカウントにロールアップするアカウントを指定する固定レポートデータベースのマッピングファイルをアップロードします。マッピングファイルは、単純な 2 列構成のフラットファイルです。最初の列には親の ID、2 番目の列には (階層の任意のレベルで) 集計されるすべての ID を保持します。このファイルは、通常のセールスデータファイルと同様にロードされて処理されます。管理者は、ID_Map_vod の列ラベルでこのファイルに Data_Map_Template_vod レコードを作成する必要があります。これは、ファイルが ID マッピングファイルで通常のセールスデータファイルではないことを固定レポートに示します。
- Veeva CRM のアカウント階層を使用するお客様は、定義された階層に基づいてデータのロールアップを行うことができます。ENABLE_CHILD_ACCOUNTS_IN_ANALYTICS Veeva チェックボックスを選択すると、各親アカウントがその子アカウントにマップされる平坦化された ID マップ (最高 10 レベルまで) を Child_Account_vod オブジェクトに対して作成する処理が夜間に実行されます。固定レポートはこの ID マップを使用してアカウントにロールアップを計算します。
例えば、以下のアカウントデータが固定レポートにロードされます。
- バーネット病院 – ID: 00123
- バーネット心臓病科 (バーネット病院の子) ID: 01111
- バーネット腫瘍科 (バーネット病院の子) ID: 01112
- バーネット小児科 (バーネット病院の子) ID: 01113
- Smith 医師 (心臓病科勤務) ID: 11111
- Jones 医師 (腫瘍科勤務) ID: 11112
- Williams 医師 (小児科勤務) ID: 11113
- Jackson 医師 (小児科勤務) ID: 11114
バーネット病院全体の合計データを見るには、マッピングファイルに以下の情報が含まれている必要があります。
親 ID | 子 ID |
---|---|
00123 | 00123 |
00123 | 01111 |
00123 | 01112 |
00123 | 01113 |
00123 | 11111 |
00123 | 11112 |
00123 | 11113 |
00123 | 11114 |
このマッピングファイルは、バーネット病院の合計セールス件数を求める際に、いずれかの HCP および部門によってすべてのセールスが行われたことを固定レポートに示します。親自身も子としてマップされる必要があります (表の最初の行をご覧ください)。さらに、心臓病科におけるスミス医師のセールス件数を調べるには、マッピングファイルに以下の行を追加します。
親 ID | 子 ID |
---|---|
01111 | 11111 |
HCP アカウントに親アカウント (上の例では病院の診療科または病院) の外部でもセールスがある場合、セールスのどの部分がどの場所で発生するかを区別する方法がないため、これらのセールスも集計されます。