調査に割り当てルールを追加する

割り当てルールは、調査の発行後に対象となるアカウントの調査ターゲットレコードの所有者を決定します。また、オープン型調査に調査ターゲットレコードを作成できるエンドユーザおよび調査に含めることができるアカウントを決定します。

Survey_vod オブジェクトは、以下のフィールドを使用して調査の割り当てルールを保存します:

  • Open_vod (ユーザによるターゲットの選択を許可するラベル) - 調査管理者がターゲットアカウントの専用リストを作成できます。また、エンドユーザは特定の調査から自身のターゲットアカウントを選択することもできます。いくつかの事前定義されたターゲットアカウントと、エンドユーザが自身のターゲットアカウントを選択する機能が用意されたハイブリッドモデルを使用することも可能です。Open_vod チェックボックスが選択されている場合、エンドユーザは調査に自身のターゲットを選択することができます。選択されたテリトリー内のエンドユーザのみが、自身のターゲットアカウントを選択する権限を持ちます。
  • Territory_vod (ユーザのテリトリーを含む) - このフィールドには 1 つのテリトリーノードが含まれます。調査の発行時に、このテリトリーとそのすべての子テリトリー内のユーザのみが、対象となるアカウントの調査ターゲットレコードの所有者として選択されます。さらに、調査がオープン型調査の場合、テリトリーノード内のユーザのみが自身のターゲットアカウントを選択できます。このフィールドの詳細については、CRM の調査対象オンライン作成で使用する調査がありませんを参照してください。
  • Assignment_Type_vod (割り当てタイプ) – このフィールドは、発行処理で調査ターゲットをエンドユーザに割り当てる方法を決定します。割り当てタイプには以下のものがあります。
  • Territory_vod (テリトリー) - システムがアカウントのテリトリーとユーザのテリトリーを比較し、含まれているユーザテリトリードロップダウンリストで選択されたテリトリー内のユーザを探します。ユーザとアカウントに一致するテリトリーがある場合、そのユーザが調査ターゲットレコードの所有者として選択されます。アクティブユーザが複数存在する場合は、調査ターゲットレコードの所有者として最初に一致されたアクティブユーザをシステムが自動選択します。
  • Product_vod (製品とテリトリー) – テリトリー割り当てタイプと同様に機能します。しかし、製品の追加レイヤによってエンドユーザにさらなるフィルタリングを行い、調査ターゲットレコードの所有者として適切なユーザを選択します。アカウントとユーザの重複テリトリーを持つだけでなく、選択された製品にマイセットアップアクセス権限を持つユーザのみが調査ターゲットレコードの所有者に割り当てられます。
  • Product_vod (製品) - 製品とテリトリー割り当てタイプが使用されている場合、製品を選択する必要があります。選択できる製品は、タイプがディテール、ディテールグループ、ディテールトピックの製品のみです。製品は、調査ターゲットレコードに割り当てるエンドユーザを決定するために使用することができます。エンドユーザがアカウントに対する調査ターゲットレコードを作成または完了できる権限は、アカウントの許可済製品と規制製品の制限を配慮します。製品がエンドユーザのマイセットアップリストにない場合は、製品の選択により、エンドユーザがオープン型調査で自身のターゲットアカウントを選択できなくなることはありません。

割り当ての失敗

割り当ての失敗には主に 2 つの原因があります。

  • 割り当てルールに一致するユーザが見つからなかった場合
  • システムが調査ターゲットレコードに Survey_Target_vod オブジェクトの参照権限を持たないユーザを割り当てようとした場合です。この場合、個々のバッチ全体 (200 件のレコード) が失敗するため、すべての割り当てが失敗する可能性があります。

すべての割り当てが失敗すると、調査が発行されたユーザに割り当てられます。このユーザは、調査ターゲットタブを選択するか、所有権別のフィルタリングを行って表示することで、結果を調べることができます。この表示は組織内で作成する必要があります。