配送期間ルールの使用

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販売管理者は、注文を取り込む際に、ユーザが配送可能な日を検索できるように配送期間ルールを作成したり、注文から配送までの最小許容期間枠を設定することができます。

例えば、配送期間が 7～8 月に限定されている製品があります。販売管理者は、ユーザがこの月以外の納期となる注文をするのを防ぐために、配送開始日を 7 月、配送終了日を 8 月に設定した配送期間ルールを作成します。

配送ルールは以下の形をとることができます：

• 制限境界：ユーザが注文を出せないようにする
• セグメントを基にアカウントごとに作成
• キットが製品タイプ「注文」の場合、キット用に作成されます。個別のキット品目に対する配送ルールはサポートされていません。

配送期間ルールの有効化

販売管理者に対してこの機能を有効にするには：

1. 注文管理の設定が完了していることを確認してください。
2. 以下の権限を付与します。
   

   オブジェクト	OLS	レコードタイプ	フィールド	FLS
   Pricing_Rule_vod	作成	Delivery_Period_vod	Min_Delivery_Time_Frame_vod Delivery_Start_Date_vod Deliver_End_Date_vod	編集

3. 3つのフィールドすべてを適切な Pricing_Rule_vod ページレイアウトに配置します。

許可された配送時間枠の定義

販売管理者は、開始日と終了日が重複する配送期間の価格設定ルールを作成し、注文が許可された期間内に配送されるようにすることができます。これにより、特定の時期に入手できないことが多い季節的な製品に関する配送システムの混乱を防ぐことができます。配許可された配送時間枠は、注文製品、製品グループ、ディテール製品 (ブランド)、または注文全体に対して定義することができます。

1 つのオーダーに複数の配送が含まれる場合、各配送が少なくとも 1 つのルールの条件を満たす必要があります。

販売管理者は、必要な数の複数の配送期間ルールを同時に適用できますが、論理的に意味のあるルールを作成する必要があります。

許可された配送時間枠を定義するには：

1. 許可された配送時間枠に定義する1つ以上の配送期間ルールを作成します。
2. Delivery_Start_Date_vod と Delivery_End_Date_vod フィールドに日付を入力します。
3. Limit_Bound_vod チェックボックスをオンにして、ルールに違反した場合の強警告を有効にします。ユーザは注文を保存または送信することはできません。オフの場合、弱警告が表示され、ユーザはそのまま注文を保存または送信することができます。この手順は任意です。
4. Priority_vod フィールドに値を入力して、プライスブックが使用されている場合の競合の可能性を管理します。この手順は任意です。

許容された配送時間枠は最短配送時間枠と組み合わせることもできます。

許可された配送時間枠の使用

複数のルールのレイヤーがトリガーされた注文で有効な SKU、ディテール製品、製品グループ、または注文のルールがアクティブな場合、表示される有効な配送日はすべてのルールを交えた結果であり、すべてのルールの条件を満たしています。

SKU が複数の製品グループに属する可能性があり、各製品グループに許可された配送時間枠ルールがある製品グループの注文の場合、有効な配送日を表示するには、1 つのルールのみを満たす必要があります。

最短配送時間枠の定義

店頭 (OTC) アカウントが配送コストの最小化や過剰在庫を避けるために製品の配送タイミングを指定できるように、販売管理者は配送注文間の最短時間枠を定義することができます。

最短配送時間枠は、注文全体に対してのみ適用されます。

配送間の最短時間枠を定義するには、販売管理者は最短配送時間枠ルールを作成する必要があります。Min_Delivery_Time_Frame_vod フィールド (日数) は必須です。

最短配送時間枠は許可された配送時間枠と組み合わせることもできます。

最短配送時間枠の使用

ユーザがルールの許可された最短時間枠より早い配送日を選択した場合、警告が表示され、ユーザは製品数量を入力できません。ユーザは、配送日を要求される最短配送時間枠外の日付に設定し直すことでエラーを解決することができます。