在庫監視の概要

在庫監視品目ページでは、担当者が製品を追加して、それぞれのディテールを指定することができます。このページは、検索、明細品目のディテール、および製品情報に迅速にアクセスするための一連のスライド式パネルで構成されています。

ユーザが初めて在庫品目ページにアクセスしたときには、検索パネルにカーソルがフォーカスしています。ユーザは、製品別に製品リストをフィルタリングしたり、タイプアヘッド (先行入力) 検索を使用したりしてフィルタリングを行うことができます。ユーザは、一つまたは複数の行を選択して、[選択済み項目を追加] ボタンをタップすることで製品を在庫に追加することができます。選択した明細品目は、ページの右側の在庫監視品目リストに表示されます。ディテールが未入力のラ明細品目があれば、その隣に赤色の感嘆符が表示されます。この感嘆符は担当者がリストを確認する際の視覚的な目印になります。

ユーザは、在庫監視品目リストを右から左へスライドさせて、リスト内のすべての列を表示することができます。列の幅は、Veeva カスタム設定「IM_INVENTORY_LINE_COLUMN_WIDTH_vod」で設定することができます。この設定は、以下の形式で Veeva メッセージを参照します:

<FIELD_API_NAME>:<PIXELS>[,<FIELD_API_NAME>:<PIXELS> …]

在庫品目ディテールを入力するには、リスト内の行をタップして、在庫入力パネルを表示します。パネルの左半分には設定されたフィールドが、右半分には選択されたフィールドの入力コントロールが表示されます。ユーザは右下の [前へ] ボタンと [次へ] ボタンをタップしてリスト内を移動することができます。担当者も製品名をタップして、選択した製品に関するディテール情報を表示することができます。

重複する明細品目を作成するには、製品名の左にある [レコード追加] ボタンをタップします。元の行の下に重複行が表示されます。行を削除するには、削除する行をタップし続けると、製品名の左側に赤色の削除アイコンが表示されます。

すべての製品タイプ向けの在庫監視

Veeva CRM では、お客様が、注文およびディテール製品を含むビジネスに最も関連の深い製品タイプに関する在庫監視情報を取得できます。これにより、在庫監視製品に別の製品タイプを作成する必要がなくなります。

製品カタログ (Product_vod オブジェクト) に、新規チェックボックスフィールド (Inventory_Monitoring_vod) が追加され、在庫監視用に製品を使用できるようにします。

製品がユーザのマイセットアップになく、製品カタログの在庫監視に使用できるとフラグが付いている場合は、ユーザには表示されません。

在庫監視に製品タイプを有効化するには、Product_vod オブジェクトの Inventory_Monitoring_vod フィールドに FLS 権限を付与し、製品カタログページレイアウトにフィールドを追加します。適切なユーザに、在庫監視レコードの作成権限と、製品カタログへのアクセス権限を付与する必要があります。

在庫監視の自動同期

在庫に関する情報を最新の状態にするため、Veeva CRM では、有効なインターネット接続がある場合に、在庫監視レコードを送信後直ちに同期することができます。ユーザがオフラインの場合は、次に自動送信が実行される際に、あるいは手動でレコードが同期されます。在庫監視にオフラインで添付されたファイル (キャプチャされた写真など) がある場合には、アップロード帯域の懸念のため、ファイルは自動同期時にアップロードされません。この機能はデフォルトで有効になっています。

在庫監視レコードに関連付けられたアカウントがオンライン上に存在している必要があります。コールで在庫管理レコードが作成された場合、コールがサーバ上に存在している必要があります。

モバイル同期

在庫監視および在庫監視品目オブジェクトが、注文と同様に、単一ユニットとして同期されます。ユーザは、エラーページからのレコードをロック解除/編集できる権限を有し、バリデーションエラーがある場合に問題を解決することができます。