アカウントプランディープコピー
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アカウントプランのディープコピーにより、キーアカウントマネージャ (KAM) はアカウントプランをコピーして再利用できます。アカウントプランを担当しているチームは、継続的にプランの成功を計測し、また、成功率に基づいて、同等の成果を達成するためにアカウントプランを他のキーアカウントに再利用することができます。
お客様は、管理するテンプレートとして機能するアカウントプランを作成することもできます。KAM はこれらのテンプレートをコピーして、新しいアカウントプランを開始できます。また、お客様が毎年アカウントに新しいアカウントプランを作成する場合、KAM は前年度のアカウントプランをコピーして、新しいプランの参考に使用することができます。
例えば、Sarah Jones は、Newton Memorial Hospital のアカウントプランを作成した KAM であるとします。アカウントプランの目標は、Newton Memorial に他の関節炎薬から Cholecap に乗り換えてもらうことです。このアカウントプランは成功したため、Sarah はアカウントプランをコピーして Chilton Memorial Hospital に同じアカウントプランに使用します。
アカウントプランディープコピーに関する特記事項
- Medical_Insight_vod および Call2_vod オブジェクトはアカウントプランのディープコピーの一部としてコピーを実施することはできず、アカウントプランのコピー画面には表示されません
- 適切な権限のないユーザがアカウントプランを開こうとすると、無効な権限エラーメッセージが表示されます
- レコードは現状でコピーされますが、以下の例外があります。
- 標準アカウントプラン階層オブジェクトが使用中の場合、Progress_vod フィールド値がリセットされ、ステータスが Pending_vod に設定されます。また、Total_Account_Tactics_vod__c など子オブジェクト数を表す階層オブジェクトのすべてのフィールドがリセットされ、Call_Objective_vod オブジェクトの Completed_Flag_vod チェックボックスの選択が解除されます。
- コピーされたすべてのレコードの Owner_vod フィールドは、コピーを開始するユーザに設定されます
- ユーザが FLS アクセス権限を持っていないすべてのフィールドはコピーされません
- Active_vod は false に設定されます
- コピープロセスが次の各フィールドの値を事前に設定します:
オブジェクト フィールド 新しい値 Plan_Tactic_vod
Progress_vod
0
Status_vod
Pending_vod
Account_Tactic_Progress_vod__c
(null) アカウントの戦術もコピーする場合、トリガーに基づいて再計算されます
Completed_Account_Tactics_vod__c
(null) アカウントの戦術もコピーする場合、トリガーに基づいて再計算されます
Total_Account_Tactics_vod__c
(null) アカウントの戦術もコピーする場合、トリガーに基づいて再計算されます
Account_Tactic_vod
Progress_vod
0
Status_vod
Pending_vod
Call_Objectives_Progress_vod__c
(null) アサインタスクもコピーする場合、トリガーに基づいて再計算されます
Completed_Call_Objectives_vod__c
(null) アサインタスクもコピーする場合、トリガーに基づいて再計算されます
Total_Call_Objectives_vod__c
(null) アサインタスクもコピーする場合、トリガーに基づいて再計算されます
Action_Item_vod
Status_vod
Pending_vod
Completed_By_vod__c
(null)
Completed_Date_vod__c
(null)
Assignee_vod__c
(null)
Call_Objective_vod
Call2_vod
(null)
Completed_Flag_vod
FALSE
Date_vod
(null)
Suggestion_vod__c
(null)
Suggestion_Reason_vod__c
(null)
Prerequisite_vod__c
必要なアサインタスクをコピープロセスの一環としてコピーして新規作成した場合にそれを反映するよう更新されるか、そうでない場合は (null)
Parent_Objective_vod__c
(null)
Non_Executable_vod__c
アサインタスクに前提条件がある場合はトリガーを通じて設定されます
カスタムオブジェクト
Progress_vod
0
Status_vod
Pending_vod
アカウントプランディープコピーの設定
エンドユーザにアカウントプランディープコピーを有効化するには:
以下の権限を付与します:
オブジェクト OLS レコードタイプ フィールド FLS Account_Plan_vod
CR
-
Clones_vod
編集
- アカウントプランオブジェクト階層で使用されるすべてのオブジェクトに対する作成権限および参照アクセス権限をユーザに付与します。ユーザが、これらのオブジェクトのすべての必須フィールド、およびアカウントプランオブジェクト階層で親のオブジェクトのすべてのルックアップフィールドに対する参照権限および編集権限を持っていることを確認します。
- アカウントプランのルックアップフィールドを有するすべてのオブジェクトに対する作成権限および参照アクセス権限をユーザに付与します。ユーザが、これらのオブジェクトのすべての必須フィールド、およびアカウントプランのルックアップフィールドに対する参照権限および編集権限を持っていることを確認します。
- アカウントプランページレイアウトに Account_Plan_Deep_Clone_vod アクションを追加します。
- エンドユーザに VeevaAccountPlanController Apex クラスに対するアクセス権限を付与します。
VeevaAccountPlanController Apex クラスは、Lightning 対応組織でのみ使用できます。
カスタムオブジェクトをアカウントプランディープコピーの一部として有効化するには、Account_Plan_vod オブジェクトとのルックアップ関係を作成します。
アカウントプランディープコピーの使用
アカウントプランのコピー画面は、アカウントプランの [アカウントプランのコピー] ボタンを選択すると起動できます。
アカウントプラン階層およびその他セクションには、以下の条件を満たすオブジェクトが表示されます:
- アカウントプラン階層 - Veeva 設定により定義されたアカウントプラン階層の一部であるオブジェクトが含まれます
- その他 - アカウントプランへのルックアップを持つオブジェクトが含まれます
いずれのセクションでも、アカウントプランの一部であるオブジェクトレコードがアカウントプランにある場合、オブジェクトはクローンモードにのみ表示されます。(例えば、アカウントプランにアクションアイテムがない場合、アクションアイテムがアカウントプラン階層の一部であるように構成されていても、アクションアイテムは表示されません)。
アカウントプラン階層セクションの項目は、設定内容に基づいて表示されます。アカウントプランのディープコピーは、カスタムオブジェクトを含むカスタマイズされたアカウントプラン階層を含め、標準およびカスタマイズされたアカウントプラン階層で機能します。また、アカウントプランのディープコピーは、アカウントプランオブジェクトのルックアップを有している関連カスタムオブジェクトからのレコードのコピーをサポートします。
アカウントプランをコピーすると、選択した階層からのアカウントプラン、レコード、関連オブジェクトからのレコードがコピーされます。Account_Plan_vod オブジェクトの Clones_vod フィールドは、新規作成されたアカウントプランに入力され、コピーされたアカウントプランを参照します。